マツダ「アテンザ」試乗記⑪「予約の9割はディーゼル!ただマツダは・・・」
- 2012-10/28 (Sun)
- マツダ
- アテンザ(MAZDA6)
11/20の発売に向けて予約が開始されたマツダ「新型アテンザ」発売前の11/10には一般向けの試乗会も開催されるそうですが、かなり狭き門。そこで、今回も新型アテンザ国内モデルの試乗レポートです。
以下は今までのもの。
ぜひご覧ください。
以下は今までのもの。
- マツダ「アテンザ」試乗記⑤「ディーゼルMTは感動モノ!!!」
- マツダ「アテンザ」試乗記⑥「ディーゼル/ガソリン4モデル乗り比べ!」
- マツダ「アテンザ」試乗記⑦「輸入車に対抗できるセダン/ワゴンの登場」
- マツダ「アテンザ」試乗記⑧「“ゆったり”と落ち着いたゆとりの乗り味」
- マツダ「アテンザ」試乗記⑨「試乗者対談:走りも燃費もいい!」
- マツダ「アテンザ」試乗記⑩「ディーゼルは浮き上がるように加速する!」
ぜひご覧ください。
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以前の記事で、マツダはこのアテンザをプレミアムカーと位置づけている。
という記事をご紹介しましたが、どうも、自らそのポテンシャルを狭めてしまっているように思います。
CX-5で極めて高い評価を得たクリーンディーゼルエンジン。
マツダの価値を高めるポテンシャルを備えていることは間違いない。
ただ、それは、
まず、多くの人にその価値を知らしめてから出ないと意味が無い出のは?
CX-5は非常に高い評価を受けていますが、
あくまでも、それは市場全体で言うと、ごく僅かなボリュームでの話で、
まだまだ、ディーゼルはニッチ市場です。
そして、軽市場の拡大、普通車でもダウンサイジングが続く日本の市場において、
そもそも、アテンザクラスの車へのニーズはかなり限られます。
そして、この高級車への色気は、その広がりをさらに阻害します。
そもそも、マツダが目標として名指ししている「AUDI」や「BMW」こそ、
コンパクトカーへラインアップを拡大していますし。
以前も以下の記事で書いたのですが、なぜ、せっかくの技術を多くの人に供給しようとしないのか?
と、考えていたのですが、
このニュースを見て、やっと合点が行きました。マツダは、CX-5やアテンザをそれ程売る気がないのではないか。
あくまでも、フラッグシップとして高級ラインに据えておき、
「もう少し小さなクラスならなー」「安ければなー」とディーゼルへの
募る思いを熟成させる役割を負わせているのではないか。
そう、アクセラ、デミオ小型ディーゼルへの期待感をMAXにするために!
大きく販売台数を稼げるクラスでの売上を最大化するために!
実際に、デミオ・アクセラだけでなく、CX-3開発の噂もあるし!
こんなシナリオなのでは?!
いや、考えすぎでしょうね。そんなこと言ってる場合じゃない経営状態か・・・
「マツダって消費者の気持ちを理解していない」という文書がありましたが、
もう少し売り方が上手ければ、SKYACTIVディーゼルは、
ハイブリッド一辺倒の日本のエコカー市場を、大きく変えるくらいの
ポテンシャルを持っていると思うのですが・・・
さあ、いよいよ!
ディーゼルがいいのはわかってる!
そして、予想通りほとんどがディーゼルが選ばれている。
どこまでディーゼル市場を拡大できるのか、楽しみにしましょう。
そして、三菱、スバルと地味3兄弟でディーゼル市場を引っ張ってください!そして、そこへ満を持してホンダ登場!というシナリオも???関連エントリーは以下から。試乗レポートも是非!!!
■マツダ【新型アテンザ】の情報一覧
グレードや価格などのカタログ情報、公式動画などは以下から
特別編集:マツダ「新型アテンザ」の【最新記事】一覧(カタログ公開中)
■新型アテンザの試乗レポート一覧は、こちらから
マツダ「アテンザ」試乗記⑩「ディーゼルは浮き上がるように加速する!」
マツダ「アテンザ」試乗記⑨「試乗者対談:走りも燃費もいい!」
マツダ「アテンザ」試乗記⑧「“ゆったり”と落ち着いたゆとりの乗り味」
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マツダ「アテンザ」試乗記⑥「ディーゼル/ガソリン4モデル乗り比べ!」
マツダ「アテンザ」試乗記⑤「ディーゼルMTは感動モノ!!!」
マツダ「アテンザ」試乗記④「新型アテンザワゴンがついに走った!」
マツダ【新型アテンザディーゼル】試乗記③「あっという間に120km/h」
マツダ新型「アテンザ」ディーゼル試乗記② アウトバーンで235km/h!
多くの部分で同感です。価格を除けば二重丸! マツダ アテンザ
おすすめはやっぱりディーゼルタイプ
11月に発売となる次期型アテンザの先行予約が始まった。ガイドはプロトタイプの試乗もすませた。果たしてどんなクルマだろうか?
まずボディサイズ。全長4860mm×全幅1840mmと、イメージとしてはトヨタ・カムリをイメージしていただければよいだろう。数字だけ見ると大きいものの、シャープなデザインのためか実車は引き締まって感じる。
搭載されるエンジンは3つ。ガソリンが2リッター155馬力と2.5リッター188馬力。そして日本製セダンとしては久々の登場となる2.2リッターディーゼル175馬力というラインナップ。
マツダ「アテンザ」:【グレード&価格】発表 → G:250万~/D:290万~
2リッターガソリンでも十分な動力性能を持つ。とはいえ、今やLクラスのセダンって普通のクルマじゃ売れない。やはり素晴らしく燃費の良いディーゼルがメインになるだろう。
マツダ「新型アテンザ」:欧州燃費はフィットHV並みの【25km/L超】!
先行予約の状況を調べてみたら、90%以上がディーゼル。私も買うなら1秒も迷うことなくディーゼルにする。
加えてディーゼルの最大トルクときたら、4リッター級のガソリンエンジンを凌ぐほど。アップダウンの多いワインディングロードで試乗したのだが、気持ち良いくらいグイグイ走った。これで20km/L近く走るというのだから文句なし! 性能と燃費のバランスは極めて高いレベルにあります。価格設定にやや難あり
注目の価格だけれど、期待していたより高かった。最近のヒット作を見ると、全て割安感ある価格設定となっている。CX-5もエクストレイルなどと比べ、お買い得感強い。
次期型アテンザと言えば2リッター車で250万円から。横滑り防止装置やサイドエアバッグ付きと言うことを考えても安くない。
マツダ「アテンザ」:【グレード&価格】発表 → G:250万~/D:290万~
マツダ「新型アテンザ」の【カタログ】公開!【ディーゼルMT】=302万円~
今やLクラスのセダン/ステーションワゴン市場は氷河期。できれば最初だけでいいから雪解けを誘うような価格設定とし、売れたら装備を加えながら少しづつ値上げしていけばよかった。CX-5の成功で欲張った価格にしてしまったのだろう。マツダって消費者の気持ちを理解しない。
もし売れなかったら、結局20万円以上値引きすることになる。それより最初は230万円くらいに設定しておき、生産が間に合わないほど売れているからと値引きしないで売った方がいい。安さを感じさせない価格設定が売れ行きの足を激しく引っ張ると思う。もったいないです。
ただガソリンとディーゼルの価格差は少ない。エンジンスペックを見ると、2.5リッターガソリンよりディーゼルの方が優位。それなのにディーゼルの価格は2リッターガソリンの40万円高ですんでます。2.5リッターと比べたら20万円差か。マツダのディーゼルのコストパフォーマンスを感じる。
ちなみにディーゼルは、おそらく18万円程度の補助金が出るので(金額は確定していないそうです)、272万円ということ。ガチンコのライバルになるだろうカムリHVより30万円も安い。このあたりのお買い得度をキッチリとアピールできれば、次期型アテンザのディーゼルはヒットすると思う。
以前の記事で、マツダはこのアテンザをプレミアムカーと位置づけている。
という記事をご紹介しましたが、どうも、自らそのポテンシャルを狭めてしまっているように思います。
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ただ、それは、
まず、多くの人にその価値を知らしめてから出ないと意味が無い出のは?
CX-5は非常に高い評価を受けていますが、
あくまでも、それは市場全体で言うと、ごく僅かなボリュームでの話で、
まだまだ、ディーゼルはニッチ市場です。
そして、軽市場の拡大、普通車でもダウンサイジングが続く日本の市場において、
そもそも、アテンザクラスの車へのニーズはかなり限られます。
そして、この高級車への色気は、その広がりをさらに阻害します。
そもそも、マツダが目標として名指ししている「AUDI」や「BMW」こそ、
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あくまでも、フラッグシップとして高級ラインに据えておき、
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ハイブリッド一辺倒の日本のエコカー市場を、大きく変えるくらいの
ポテンシャルを持っていると思うのですが・・・
さあ、いよいよ!
ディーゼルがいいのはわかってる!
そして、予想通りほとんどがディーゼルが選ばれている。
どこまでディーゼル市場を拡大できるのか、楽しみにしましょう。
そして、三菱、スバルと地味3兄弟でディーゼル市場を引っ張ってください!そして、そこへ満を持してホンダ登場!というシナリオも???関連エントリーは以下から。試乗レポートも是非!!!
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- posted: 12:23
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Comment
価格については同感です。
少なくとももう少し装備が素で割安なグレードがあっても良かったのではと感じます。
今のものが割りと装備が充実しているのはわかるので。
2012-10/27 20:50 (Sat)
高いですかねぇ
マツダのフラッグシップと言えばユーノスコスモを思い出しますが
これほどの意欲作むしろ安いと感じますね
2012-10/27 22:50 (Sat)
お買い得なんだけど、できればCX-5と似たような価格帯だったらもっと売れるのではと思います。
記事にもあるようにDセグが氷河期ですし、フラグシップでもありますから、仕方ないようにも思えます。
ところで
ブログ主のお話にもあるように、私も次期アクセラに期待です。
Cセグは安いのに燃費が良いコストパフォーマンスに優れた車が出れば、必ず売れると思います。
そして巨大な法人需要もあるので、ビジネス用廉価グレードも登場させるべきでしょう。
「安売りのマツダ」から脱却するためには他社以上の商品力を持たせなきゃいけませんから、「カローラの牙城を食いつくす!」勢いの商品価値のある車に次期アクセラはなってもらいたいです。
2012-10/28 11:44 (Sun)
実車は見てませんが、写真を見る限りモーターショーで実物を見たモデルからほとんど変わってないと思われます。
であれば、モーターショーで見た時の印象では500~600万円するの!?というほどのぶっとんだイメージでした。他のお客さんからも同様の声があったようです。
少なくとも400万オーバーで出してもよいと感じました。
ですので、この価格設定は十二分にリーズナブルなのでは。
(しかも運転し心地も申し分ないようですので)
欲しい人だけが買えばよい。ケチな日本で売れなくても海外で売れると思います。
マツダは日本では安売りイメージを自ら作り過ぎ。
2012-10/28 19:26 (Sun)
何がすごかったのか伝わらないと思い、追記します。
色と彫りがすごかったです。
2012-10/28 19:29 (Sun)
外観スタイルは「格好いい」と思ってましたが,インテリアが分かりませんでした。
数日前に,ようやく運転席に座れました。
非常に落ち着いた雰囲気の良い内装で高級感もあり好感が持てました。デザイン的には案外に平凡ですが,飽きが来ないタイプでナビの位置も良いです。
価格的には安全装置フル装備で340は仕方ないかな,と思います。他社だったら(あるいは欧州車なら),400~500を軽く超える内容でしょう。
これで国の補助金があれば文句ないですね。布シートのフル装備が318くらいなので前向きに検討中です。
2012-11/14 08:12 (Wed)
これだけの完成度であの価格は安いだろ
買いもしない、買えもしない糞どもは黙ってろよ
2012-12/06 14:07 (Thu)
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