日産「セレナハイブリッド」vsホンダ「ステップワゴン」徹底比較!
- 日産【セレナHV】試乗記①「本当にハイブリッド?体感できない・・・」
- 日産【セレナHV】試乗記②「メリットがわからないハイブリッド・・・」
- 日産【セレナHV】試乗記③「ハイブリッドは満足度高し」→カラクリ
お馴染み渡部陽一郎さんの記事をご紹介したいと思います。
テーマは、永遠のライバル・ホンダ「ステップワゴン」との比較。
燃費や価格だけでなく、乗り心地や室内空間など、
徹底的に、セレナVSステップワゴンの比較をされています。
非常に興味深い記事ですので、是非読んでいただきたいです。
詳しくは以下からご覧ください。
セレナハイブリッドの基本情報をご覧になりたい方は以下から
日産「セレナ・ハイブリッド」:グレードと価格を公式発表!
※見れない方は「続きを読む」から
少しまとめましょうか。日産 セレナハイブリッド(S-HYBRID) vs ホンダ ステップワゴン どっちが買い!?徹底比較
「日産 セレナハイブリッド」と「ホンダ ステップワゴン」、今熱いミニバン2車種の対決!
販売が好調といわれるミニバンだが、今は売れ行きが二極分化して、販売台数が多いのは一部の車種に限られている。人気が高いのは、2リッターエンジンを搭載し背が高く、5ナンバーサイズを基本とするミニバンだ。
「日産 セレナ」はミドルサイズミニバンでは最高峰の販売数を誇り、これに続くのが「ホンダ ステップワゴン」だ。セレナは2012年8月にマイチェンされて「S-HYBRID」と呼ばれるハイブリッドが設定されたばかりだが、ステップワゴンも2012年4月にマイナーチェンジを受けている。これらミニバンで人気を誇る2車種について、「どちらが買い」なのか対決させてみよう。
【セレナHV vs ステップワゴン 燃費対決】
燃費は両車ともさほど変わらず、減税はセレナがやや有利
8月の「日産 セレナ」マイナーチェンジで最も注目される点は、前述でもお伝えしたとおり「S-HYBRID」の設定だ。マイチェン後のセレナ(FF・2WDモデル)では、従来のアイドリングストップ装着車がS-HYBRID仕様へと変更されている。
従来のセレナでも、アイドリングストップ時の再始動はオルタネーター(発電機)と兼用のエコモーターで行われていたが、このモーターの最大出力を1kWから1.8kWへと増強して、発進時などのエンジン出力をサポートする。ただし、1.8kWというモーター最高出力はフィットハイブリッドと比べると18%と小さいものだ。燃費も、従来型に対して1km/Lの向上(JC08モード)にとどまっており、「セレナ 20X S-HYBRID」で15.2km/L(JC08モード)となっている。
マイナーチェンジでタイヤの転がり抵抗も抑えられているから、S-HYBRIDの採用による燃費の低減率は5~6%といったところだろう。
燃費の向上は僅かだが、それでも「減税率の向上」という大きなメリットがある。従来の平成27年度燃費基準+10%が+20%となり、購入時の税額軽減も75%から100%(免税)に拡大。加えて、初回車検時に納める自動車重量税も50%軽減された。
一方、「ホンダ ステップワゴン」で注目すべき変更点は、CVTを刷新して燃費性能を向上させたことだ。燃費は、標準ボディのG・Eセレクション(2WD)が「15km/L(JC08モード)」、スパーダZが「14.8km/L(JC08モード)」。両車とも平成27年度燃費基準+10%を達成し、購入時に支払う税額を75%カットできる。
このほか、横滑り防止装置を全車に標準装着。3点式シートベルトとヘッドレストも全席に付くようになった。1列目シートの中央にテーブルを装着したり、外観を変更するなどの改良も加えられている。
【セレナHV vs ステップワゴン 居住性・ラゲッジ対決】
居住性はセレナ、ラゲッジはステップワゴンが上まわる
次は、両車の機能における違いを見てみよう。5ナンバーサイズを基本としながら広い室内を備える点は共通だが、機能には一長一短ある。
まずは居住性だが、1列目&2列目は互角。差が生じるのは3列目だ。頭上や足元の空間は同等だが、座り心地でセレナが勝っているのだ。
ステップワゴンは3列目を床下格納にしたので、バックレストの下側に骨格が位置しており、部分的に硬いところがある。その点、セレナは左右に跳ね上げる方式で、シートの造りに無理が生じていない。
5ナンバーサイズを基本としたミニバンでは、最も居住性が優れているのがセレナだ。
それぞれ、セレナとステップワゴン。
シートアレンジもセレナは充実している。2列目シートの中央部分は1列目の間までスライドして、収納ボックスとして活用できる。2列目の左側には左右方向のスライド機能も備わり、2列目の中央部を1列目の間にセットした時には、幅の狭いベンチシートとして使える。この時にはスライドドア付近の間口が広がり、2列目に同乗者が座った状態でも3列目の乗り降りが可能だ。
内装の質感もセレナが上まわる。インパネ中央部の素材などで差を付けている。
それぞれ、セレナとステップワゴン
一方、3列目が床下格納になるステップワゴンは荷室の使い勝手で勝る。セレナでは畳んだ3列目が荷室に張り出すが、ステップワゴンなら車内の後部がスッキリとした広い積載空間となる。
低床プラットフォームもステップワゴンの特徴。セレナと同じフラットフロア構造を採用しながら、床が約60mm低い。セレナは階段状のサイドステップを介して乗り降りするが、ステップワゴンなら床に足が直接届く。
そして床が低ければ、重心も低く抑えることが可能になる。セレナの室内高は1380mm、ステップワゴンは1395mmでわずかに上まわるが、全高は50mm低い1815mm。
ステップワゴンは床と天井を低く抑えることで低重心になり、走行安定性が優れる。操舵感もセレナに比べて鈍さを感じさせず、素直なフィールへと仕上げられた。
【セレナHV vs ステップワゴン 総合評価】価格・装備も拮抗する2車
以上、両車の優劣を整理すると、セレナのメリットは「(3列目を中心とした)快適な居住性」「多彩なシートアレンジ」「上質な内装」の3つ。
対するステップワゴンのメリットは、「(低床設計に基づく)自然な運転感覚」「スムーズな乗降性」「(3列目の床下格納によって得られる)使いやすい荷室」だ。
燃費は、セレナが「15.2km/L」、ステップワゴンは「15km/L」。車両重量と燃費数値のバランスによって、エコカー減税はセレナが「免税」ステップワゴンは「75%」だが、燃費性能についてはほぼ同等だ。
装備と価格のバランスも、同じ価格帯に属するグレード同士では拮抗している。
買い得グレードで見ると、セレナ 20X Sハイブリッドの価格は238万4,550円、ステップワゴンG Eセレクションは233万1,200円だ。両車ともに横滑り防止装置が標準装着され、サイド&カーテンエアバッグはオプション設定になる。
スライドドアの電動機能はセレナが左側のみでステップワゴンは両側に付くが、空調機能はステップワゴンがフロントエアコン&リヤクーラーなのに対し、セレナはデュアルタイプのオートエアコンを装着。セレナはシートアレンジも多彩だから約5万円の価格差はあるが、買い得感はほぼ同等と考えて良いだろう。
エアロパーツを備えた「セレナ ハイウェイスター」「ステップワゴン スパーダ」にも同様のことが当てはまる。
この2車は格好のライバル。互いの買い得感が研究し尽くされて価格をギリギリまで安く抑えられているから、ほとんど差が付かないというのが正直なところだ。
そこで、選び方の結論としては多人数乗車時の居住性、多彩なシートアレンジなどを重視するユーザーは、セレナを検討すると良い。
また、背の高いミニバンにも優れた走行安定性や運転感覚を求めたり、3列目を畳んだ時の荷室の使い勝手を大切に考えるユーザーには、ステップワゴンがピッタリだ。
この機能の違いを念頭に置いた上で、両車を試乗してみると良いだろう。2車種だけなら、週末を使ってディーラーをまわれる。時間を置かずに試乗すれば、両車の違いは明確に分かる。自分にピッタリの愛車を選んで欲しい。
まず、結論。
どちらがいいかは、使い方や好みの問題。
燃費性能や価格はほぼ同等。
買得グレードの装備にはやや違いがあるが、
お買い得感は、プラマイ0でほぼ同等レベル。
セレナは、
・(3列目を中心とした)快適な居住性
・多彩なシートアレンジ
・上質な内装
に優れるので、
・多人数乗車時の居住性
・多彩なシートアレンジ
などを重視するユーザーに
ステップワゴンは、
・(低床設計に基づく)自然な運転感覚
・スムーズな乗降性
・(3列目の床下格納によって得られる)使いやすい荷室
に優れるので、
・優れた走行安定性や運転感覚を求めたり
・3列目を畳んだ時の荷室の使い勝手
を重視するユーザーに。
以前から、セレナのS-HYBRIDに関しては、
非常に残念だ!とお伝えしてきましたし、
日産「セレナ ハイブリッド」発表!0.6km/Lで4万円アップ・・・残念。
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今でもその考えは全く変わらないのですが、
セレナ自体は、非常にいいクルマです。
それだけに、今回のマイナーチェンジで、
ステップワゴン並みのクルマになるのではなく、
ステップワゴンを圧倒的に上回るクルマになって欲しかったのが本音。
フルモデルチェンジの際には、是非、
現行車を大きく上回る価値を持った新型セレナをお願いしたいものです。
試乗レポートもあわせてご覧ください。
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