スズキ「新型ワゴンR」発表!【燃費・快適性・走行性能】全てUP!
- 2012-08/15 (Wed)
- スズキ
スズキ期待の「新型ワゴンR」やはり、驚くべき燃費性能で登場するようです。
なんと、一気に5.2km/L(22%)の燃費アップ。
しかも、2つの低燃費技術で、
カタログ燃費だけでなく、実燃費も良さそう。
最近はダイハツの後塵を拝しているスズキですが、
軽の開拓者としての意地を見た気がします。
続報)8/25 TVCM発表!
注目の内容は以下からご覧ください。
※見れない方は右下の「続きを読む」から
まず、スズキのニュースリリースから
スズキ、低燃費化技術を開発
「ENE-CHARGE(エネチャージ)」「ECO-COOL(エコクール)」
を新型ワゴンRに搭載スズキ株式会社は、燃料消費を抑制し燃費向上に貢献する技術として、減速時エネルギー回生機構「ENE-CHARGE(エネチャージ)」と、蓄冷材を通した冷風を室内に送る「ECO-COOL(エコクール)」を開発した。
エンジン停止速度の見直しや適切なタイミングでのエンジン再始動など、さらに制御を進化させた新アイドリングストップ機能に「ENE-CHARGE」と「ECO-COOL」を組み合わせることで、加速性、快適性を高めながら低燃費を実現する技術を9月に発売予定の「新型ワゴンR」に軽自動車で初めて※1搭載する。
「ENE-CHARGE(エネチャージ)」は、既存のアイドリングストップ車専用の鉛バッテリーに加え、リチウムイオンバッテリーと高効率・高出カのオルタネーターを併用したスズキ独自の減速エネルギー回生機構で、減速時の運動エネルギーを電気に変えて充電するシステムである。蓄えた電気を走行に必要な電装品に供給することで、発電によるエンジンの負担を軽減し燃料消費を抑制する。
「ECO-COOL(エコクール)」は、エアコン空調ユニットの中に蓄冷材を採用し、アイドリングストップ中の車室内に蓄冷材を通した冷風を送る機構である。この冷風により室温の上昇を抑え快適性を保ちながら、エンジン再始動時間を遅らせることで燃料消費抑制に貢献する。
9月に発売予定の『新型ワゴンR』は、「ENE-CHARGE」と最適に制御した新アイドリングストップ機構の採用に加え、軽量化をはじめとした様々な低燃費化技術の投入により、軽ワゴンクラスでトップの低燃費※2「28.8km/L」※3(JC08モード:NA2WD CVT車)を実現した。さらに「ECO-COOL」の採用により、乗員の快適性を高めながらアイドリングストップ機構の効果を高めた。
スズキは、2011年に発売した「アルトエコ」をはじめ、軽自動車の燃費技術の向上に取り組んできた。今後、軽量・低燃費のR06A型エンジンの改良、アイドリングストップ機構の強化に加え、「ENE-CHARGE」、「ECO-COOL」などの低燃費化技術を開発中の軽自動車にも積極的に採用し、低燃費で環境に配慮した商品を提供していく。
続報)詳細は以下から。簡単な技術説明動画です。
ENE-CHARGEの特長
- 既存のアイドリングストップ車専用の鉛バッテリーに加え、リチウムイオンバッテリーと高効率・高出カのオルタネーターを併用した、スズキ独自の減速エネルギー回生機構システムで、リチウムイオンバッテリーに蓄えた電気をメーターやストップランプ、燃料噴射装置など、車の走行に必要な電装品の電力に利用する。
- アイドリングストップ車専用の鉛バッテリーに加え、効率よく充電できるリチウムイオンバッテリーを搭載し、より多くの電気を蓄えることができる。
- 従来の約2倍の発電能力を持つ高出カのオルタネーターを採用し、必要な電力の大部分を減速時に集中して発電し、2つのバッテリーに効率良く充電する。
- 通常走行時は、2つのバッテリーに充電した電力を電装品に供給するため、オルタネーターの常時発電が最小限に抑えられ、発電させるためのエンジン負担を軽減し燃料消費量を抑制するとともに、加速も軽やかになる。
- リチウムイオンバッテリーは、助手席の下に収納できる軽量・コンパクトな設計とした。
ECO-COOLの特長
- アイドリングストップ中、エアコンが停止し送風状態になった時、蓄冷材を通した冷風を室内に送ることで車室内の温度上昇を抑制する機構を軽自動車で初めて※1搭載した。
- エアコン空調ユニット内のエバポレーター(冷媒の気化によって冷却を行うエアコン部品)の中に短時間で凍る蓄冷材を採用。
- アイドリングストップ時の快適性を保つとともに、エンジン再始動時間を遅らせ、アイドリングストップ時間を長くすることで燃料消費を抑える。
- ※1 2012年8月現在スズキ調べ
- ※2 軽ワゴン=全高1,550mm以上のハイト型2BOX軽自動車。JC08モード走行燃費に基づく(2012年8月スズキ調べ)
- ※3 燃料消費率JC08モード走行(国土交通省審査値)
いやー、本当に28.8km/Lで出てきましたね!
後ほどご紹介しますが、従来に比べて5.2km/L(22%)の燃費UP。
恐れ入ります・・・という感じです。素直にすごい!
エネチャージは、マツダのi-ELOOPと似た減速エネルギー回生システム。特別新しい技術ではないと思うのですが、
きっちりと、リチウムイオン電池を使ってきました。
日産の「S-HYBRID」も似たようなシステムですが、
日産は、走行性能をアシストすることもある。という意味で
マイクロハイブリッドです。ワゴンRのエコチャージは、走行性能アップではなく、
エンジンによる発電でまかなっていた電力を、
リチウムイオン電池に蓄電した回生エネルギーで賄う。
といったイメージでしょうか。
さらに、エコクールというのも面白い。
ミライースの試乗等でよく指摘されていましたが、夏場はエアコンを使うので、極端に実燃費が落ちる。
エコクールは、このエアコンの蓄冷剤を用いて、
こちらに割いてしまうエネルギーも節約する。ということでしょうかね。
ニュースリリースにも書かれていますが、快適性もアップする技術ですね。
実際に記者発表では以下のような発言も。
この姿勢は本当に素晴らしいと思います。国の燃費モードである「JC08」はエアコンを停止したまま燃費を測るので、
エコクールはカタログ燃費には寄与できない。
開発を担当した蓮池利昭常務役員は、
「(カタログ燃費に反映されないのは)その通りであり、
実用燃費と快適性に貢献する技術として開発した」と説明。
ワゴンRは「もともと実用燃費への評価は高くいただいている。
この技術でさらに実用面の性能を高めたい」と強調した。
カタログ燃費には寄与しないけど、実用性のために投入した。
また、エンジンもアルトエコやMRワゴンに積まれた新型を投入。
このエンジンは、前世代のエンジンに比べ、走行性能はだいぶ高いようなので、まさに、
燃費性能も、快適性も、走行性能もUPした
非常にレベルの高いモデルチェンジ。だと言えそうです。
そして、以下はレスポンスの記事ですが、
どうやら、この5km/L超の燃費UPは先程の技術だけでないらしく、
副社長のインタビューをご覧ください。
やはり、新技術だけでなく、【スズキ 低燃費技術発表】本田副社長、新型ワゴンRは「既存技術も大幅改良」
スズキは8月9日、9月に発売予定の新型『ワゴンR』に搭載する「エネチャージ」(新回生システム)など新開発の低燃費化技術群を発表した。
新型車の燃費(JC08モード)は現行モデルの23.6km/リットルから一気に5.2km/リットル(約22%)向上して28.8km/リットルとなる。全高1550mm以上のハイトワゴン軽自動車では現在、ダイハツ工業の「イーステクノロジー」を採用した『ムーヴ』が27.0km/リットルでトップだが、新型ワゴンRはこれを上回る。
スズキの本田治副社長によると、新型車は同日発表した低燃費化技術群だけでなく、「エンジンなどパワートレイン、および車両の軽量化でも大幅な改善を図った」という。
約22%の燃費向上のうち、「低燃費化技術群は3分の1程度、残り3分の2がパワトレや軽量化による」としており、既存技術分野での改良も大幅に実現したことになる。
基本性能の部分から相当見なおしたんでしょうね。
本当にスズキの意地と気合を感じます。
日産のS-HYBRIDは、ハイブリッド化でわずか0.6km/Lのアップ。ワゴンRも低燃費技術群での効果は1/3なので1.7km/L程度の寄与。
単純比較は出来ないですが、こちらの方がだいぶ燃費向上効果がありますね。
しかも、アイドリングストップの改善やエコクール、
パワートレーン&軽量化など、実燃費アップに繋がるであろう技術も満載。
もう、ほんとこれでもかと、全部乗っけました!
という感じですね。
気になるのは、この技術がどんな感じで乗ってくるのか?
というところ。
特に、価格とグレード設定が気になります。
このあたりは続報でお知らせしますが、
気合が入りすぎていて、かなり高くなります!
では、意味が無い。
さて、どう出てくるでしょうか。期待して待ちましょう。
ミライース、NBOXに続いて、
軽自動車市場を大きく変えるような新型車の登場。
これが、スズキの反抗の狼煙となるでしょうか。
みなさんは、この新型「ワゴンR」、どう感じられましたか?
さて、カタログはまだ手に入らないようですが、
この5km/L以上燃費がUPする新型ワゴンRが、
いくらで手に入るのか?その価格です。
あと、気になるのは、新型ワゴンRのデザインですが、
以下の記事で公開していますので、ご覧ください。
関連エントリーは以下から
※新型ワゴンRの情報一覧は、こちらから
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