日産「セレナ ハイブリッド」発表!0.6km/Lで4万円アップ・・・残念。
これまでも何度か記事にしましたが、つい先程、日産からニュースリリースが出て、正式発表されました。
発売日は8月というだけの発表で、明確にされていませんが、
その概要はわかるものになっています。
続報)正式発表後の記事は以下から
日産「セレナ・ハイブリッド」:グレードと価格を公式発表!
日産「新型セレナHV」:これを見ればすべてがわかる!
日産【セレナHV】試乗記①「本当にハイブリッド?体感できない・・・」
日産【セレナHV】試乗記②「メリットがわからないハイブリッド・・・」
日産【セレナHV】試乗記③「ハイブリッドは満足度高し」→カラクリ
レスポンスの開発者インタビュー記事と合わせてご覧ください。
※続きが見れないかたは右下の「続きを読む」から
日産のニュースリリースから
15.2km/Lという燃費性能も以前お伝えした通りですね。わずか、0.6km/LのUP。日産自動車、スマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)
を8月発売予定の「セレナ」に搭載日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス ゴーン)は18日、新開発のスマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)を「セレナ」に搭載し、8月に発売すると発表しました。
今回、新開発したスマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)は、「セレナ」に搭載したECOモーターのエネルギー回生発電量と出力を高めて補助原動機化し、蓄電容量を高めるためのサブバッテリーをエンジンルームに追加することで実現した、シンプルでコンパクトなハイブリッドシステムです。
スマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)は、すべてのシステムをエンジンルームに収めているため、「セレナ」の特長であるクラス最大の室内空間や使い勝手の良いシートアレンジはそのままに、クラス*1No.1の低燃費(15.2km/L: JC08モード燃費。2WD)を実現し、自動車取得税と重量税が免税*2となります。
また、「セレナ」は全車がエコカー補助金*3の対象となります。<燃費を向上させるスマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)のトータルエネルギーマネージメント>
- ECOモーターの発電能力を高め、サブバッテリーを追加することにより、減速時のエネルギー回生量を増やしてバッテリーへの充電量を増大
- より多く蓄電された電力を使用することでアイドリングストップする頻度を高め、ストップしている時間も延長
- 加速中に、アイドリングストップ後に余った電力でECOモーターを駆動し、エンジンの補助駆動力として利用
日産は、究極のエコカー「ゼロ・エミッション」とエンジン進化型エコカー「PURE DRIVE」*4を二本柱として、CO2排出量の削減に取り組んでいます。「セレナ」もスマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID、2WD)やアイドリングストップシステム(4WD)を搭載した「PURE DRIVE」の1モデルです。
- *1: 2.0Lクラスの8人乗りミニバン(3列シート車)。(2012年7月現在 日産調べ)
- *2: 「環境対応車普及促進税制」による減税措置による。また、アイドリングストップシステムを搭載した4WD車は、13.6km/Lに燃費を向上し、自動車取得税と重量税が75%減税されます。
- *3: エコカー補助金は2011年12月20日~2013年1月31日までの登録(届出)車が対象で、セレナの補助金は10万円。ただし、申請総額が予算を超過し次第終了となります。
- *4:PURE DRIVEとは、今までなかったワクワクを提供する日産のエンジン進化型エコカーラインアップです。
いろいろなクルマとエコ技術の組み合わせで、乗る人の毎日に、新しい経験や驚きを生み出していきます。
ステップワゴンが15.0km/Lですから、ハイブリッド化して0.2km/LのUP。
ハイブリッドの中身もアイドリングストップ+αの以前お伝えしたもの。
回生エネルギーでちょっとアシストする簡易ハイブリッドです。
以上の日産のニュースリリースを受けて、早速レスポンスの記事も。
開発者へのインタビューです。
なるほど。日産、セレナにS-HYBRID搭載「室内空間、使い勝手を犠牲にしない」
日産自動車は、8月に予定しているミニバン『セレナ』の一部改良を機に、S-HYBRID(スマートシンプルハイブリッド)と名付けた新開発のエンジンアシスト機能を追加する。アイドリングストップ後に余った電力を使ってモーターがエンジンをアシストして燃料を節約する仕組み。
セレナの商品企画責任者を務める角智彰氏は「今セレナが選ばれる理由は、広さと使い勝手の良さ。この2つを犠牲にしないで、いかにコンパクトにエンジンルーム内だけでハイブリッドを実現して燃費改善できないかと考えた」と語る。
S-HYBRIDは「(現行セレナのアイドリングストップシステムで使っている)ECOモーターの容量をアップして回生できる電気の量を増やすとともに、発進時にアシストする補助動力機として使う。さらにエンジンルーム内に鉛のサブバッテリーを追加して、回生したエネルギーをたくさん貯められる構成にした」という。
これにより「ハイブリッドのシステムすべてがエンジンルーム内で完結している。今のセレナの強みをそのまま維持をさせた」と自信をのぞかせた。
既存のアイドリングストップシステムをベースにエンジン補助機能を付け加えただけの仕組みだが、「今回のECOモーターは原動機扱いになっていて型式が入っている。車検証上にも1.8kWの型式がでている。国土交通省がハイブリッドとして認定したもの」と角氏は胸を張る。
さらに「賢いソリューションを考えようということで「スマート」と、ファミリーの方にも手が届く、非常にお求めやすいという価格にしたいという思いを込めて「シンプル」という言葉を選び、スマートシンプルハイブリッドという名前にした」と説明。
S-HYBRIDを搭載したセレナの価格は公表されていないが、角氏は「平成27年度(2015年度)の燃費基準プラス20%をクリアしているので、(エコカー減税の対象となり自動車税、取得税が)免税になる。4万円ほどのメリットになるが、その分が相殺するぐらいのイメージ。負担無くハイブリッドを購入いただけるのでは」との見通しを示した。
広さと使い勝手を犠牲せずに、燃費を改善したかったと。
だから、スペースが最小で済む簡易ハイブリッドだと。
正直、相当ガッカリです。
燃費UPが0.6km/Lだけで、価格も4万円UP。
もとのガソリン車とどう違うのか?ガソリン車でいいんじゃないの?
開発者自身が
「国土交通省がハイブリッドとして認定したもの」とわざわざ言っているように、
今までのハイブリッドとは大きく異なるもので、
0.6km/Lアップしただけで、免税になるのはどうなのかと。
法的な問題すら感じてしまいます。
今回のハイブリッド搭載は、
環境のためでもなく、ユーザーのためもなく、
日産の販売台数のためだけのもの。に感じてしまいます。
ステップワゴンを抜き、クラスNo.1になりたいがためだけのハイブリッド化。
免税の対象になりたいだけのハイブリッド。
改めて、
スペースや使い勝手を犠牲にしない。は、前提としても、
0.6km/Lアップで、4万円アップ。これにどんな意味があるのでしょう。
既存のガソリン車と何が違うのか?
「スペースや使い勝手」と「燃費」を高いレベルで両立させる
イノベーションを生もうという気合を見せてもらいたい。
今回のハイブリッド化はあくまでもマイナーチェンジなので、別にいいのですが、
これを新型ノートと合わせて日産が誇る環境技術「PURE DRIVE」の1つ。だと言われても、、、
正直、残念なだけです。

日産は、トヨタやホンダと比べても圧倒的に高い利益率の企業。
車台や技術の共通化をすすめることで、利益を追求しています。
ユーザーの期待に応える開発はもうできないんでしょうね。
大きく、「PURE DRIVE」という見栄を切るのであれば、
気合の入った、ユーザーがワクワクするような技術を
開発してほしいものです。
なんたって、「技術の日産」なんですから。
みなさんは、この「スマートシンプルハイブリッド」をどう評価されますか?
以下の記事で投票受付中です!
投票受付中!「セレナ・ハイブリッド」って正直どうなの?
個人的には、コチラのほうが断然楽しみ、断然ワクワク。
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Comment
どうやらとんだアンチ日産サイトですね~。メーカーごとの記事の数を見ればわかります。
しょうもない。ネガティブなだけ
4万円が相殺されてゼロ円と受け止めますが?
PURE DRIVE 技術の日産 素晴らしい!
拍手喝采!
2012-07/18 21:38 (Wed)
4万円の追加で燃費が0.6km/L良くなり、室内のスペースもこれまで通りというものに、特に文句をつける必要はないように感じます。
2012-07/19 05:47 (Thu)
出足の2秒だけアシストするようですね~プチHVといったとこですかね。
無駄になっている税金・・を払わなくてよいと言う意味合いではきわめて大きいかと思います。
2012-07/19 11:26 (Thu)
PURE DRIVEの画像、
サムネイルで見たらステップワゴンとフィットかと思った。
2012-07/19 20:01 (Thu)
もうこの手の税制優遇だけを意識した似非エコカーはうんざりです。セレナはあの手のミニバンの中じゃあ一番好印象の車なんだけど。技術の日産も地に落ちたなぁと正直思いました。
2012-08/05 04:56 (Sun)
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