日産「新型ノート」発表:1.2Lスーパーチャージャーで25.2km/L
- 2012-07/17 (Tue)
- 日産/ルノー
- コンパクト:ノート・マーチ…
予想通り、INVITATIONが「新型ノート」として発表されました。
日産「INVITATION」は、ノート(NOTE)の後継車種?
9月発売で、パワートレーンは予想通り
1.2L+スーパーチャージャーのダウンサイジング。
日産期待のダウサイジングPT、新型「ノート」は夏ごろ発売?
詳細は以下からご覧下さい。
概要説明のために、日経の記事をご紹介しておきます。
画像も色々出しておきます。日産が新型「ノート」 欧州流の新エンジンで燃費4割向上
2012/7/16 19:38
日産自動車は16日、戦略小型車の「ノート」の次期モデルを公開した。ガソリンエンジンにスーパーチャージャー(過給器)を組み合わせた「ダウンサイジング(小型化)」と呼ぶ技術を採用。エンジン小型化により燃費を4割高める一方で走行性能は維持した。欧州勢が先行したダウンサイジング技術を日本車で初めて量産小型車に活用し、ハイブリッド車(HV)に対抗する。
新型ノートはエンジンの排気量を現行モデルの1500ccから1200ccに小型化すると同時に過給器を組み合わせた新開発エンジンを備えた。燃費は現行車が1リットル当たり18キロメートルだが、新型車は新型無段変速機(CVT)の採用なども合わせ同25.2キロと大幅に向上した。過給器を使うことで現行車と同等の加速性能を維持したという。
9月初旬に発売する計画で価格は今後詰めるが、排気量1500ccで燃費が同35.4キロのトヨタ自動車のハイブリッド(HV)車「アクア」に比べ大幅に安くなる見通し。日産自動車九州(福岡県苅田町)で生産する。
日産が同技術を量販小型車に採用したのは、ダウンサイジング技術が世界の大きな潮流となり始めたことが背景にある。独フォルクスワーゲン(VW)が先駆けて採用し、米ゼネラル・モーターズ(GM)や米フォード・モーターなど欧米の世界大手が主力技術に据えている。
普及が進むHVは電池などのコスト負担が重いのが課題。日産は電気自動車(EV)を最重要なエコカー技術と位置付けるが、2020年予測でも「EVは全体市場の1割程度」(日産のカルロス・ゴーン社長)。EVで技術の先進性を訴求しつつ、ダウンサイジングやHV技術の要所も押さえ、市場にあった低燃費車を送り出す戦略だ。
16日記者会見した志賀俊之最高執行責任者(COO)は「新型ノートは世界で年35万台以上を販売し、中期経営計画達成に大きな役割を果たす」と強調。多目的スポーツ車(SUV)「キャシュカイ(日本名デュアリス)」や中型セダン「アルティマ」などと並ぶ、日産の量販車に育てる方針を示した。
新型ノートは新興国戦略の切り札として開発した低コスト車台「Vプラットホーム」を採用した第3弾でもある。日産は16年度までに同車台の採用車を3車種発売し、合計で100万台以上を販売する計画。すでに同車台を採用した「マーチ」「サニー」は11年度に合計57万台を発売しており、ノート発売で目標達成に近づく。
※ネット上ではフィットそっくりと揶揄も・・・




先日ご紹介した日産の社内資料では、
日産・新型「ノート」:カタログ?社内資料?公開→No.1低燃費!
「ガソリン車No.1の低燃費」と記載されていたのですが、
25.2km/Lは正直、残念です。
なぜなら、いま25.2km/Lのノートが発売されれば、
ガソリン車No.1といえないことはない。
ただ、あくまでも軽自動車を含まない登録車のなかでガソリン車No.1。
ただ、この制限付きのNo.1も発売時には言えません。
なぜなら、ノートが発売される予定のは9月。
8月にノート以上の低燃費コンパクトカーが発売されるからです。
それは、三菱の世界戦略車「ミラージュ」
三菱「ミラージュ」:ガソリン登録車No.1の27.2km/Lで8月発売!
燃費性能は、27.2km/Lで、ノートとは2km/Lの差。
ノートは発売時には、ガソリン車No.1じゃないですし、
クラスNo.1でもありません。
ここは、日産も誤算だったでしょう。
日経の記事では、盛んに「ダウンサイジング」という言葉を使い
新世代の技術であるかのように書いていますが、
結果として出てきた燃費が、その筆圧に見合っていないような気がします。
いやー、セレナハイブリッドも8月発売が予定されているのですが、
日産「セレナ ハイブリッド」は8/1発売!ただ、燃費は超がっかり・・・
こちらも燃費向上がわずか。。。
日産は、EVに力を入れすぎて、その他の環境技術が全く育っていない。
この燃費を、HVよりも相当な低価格でデビューする予定。
とされていますが、こちらも当たり前。
三菱のミラージュは、100万円を切る設定もあります。
三菱「ミラージュ」:27.2km/L & 99.8万円の秘密を公開
そもそもダウンサイジングの真価は、
走行性能を保ちながら、低燃費を実現すること。
ただ、ノートクラスのコンパクトカーでは、
それほど走行性能の高さは求められません。
フィットが売れているように、どちらかというと、
ファミリーカーとしても使える実用性の高さがポイントになってきます。
海外勢のダウンサイジングは、もともと、
2L以上のエンジンを小型化したもので、
走行性能の高さを保つことに意味がありました。
ノートのような車種で走行性能を保つことにどこまで意味があるのか。
ちょっと中途半端なように思います。
このクラスのコンパクトカーなら、
低燃費スペシャルか、使い勝手がいいクルマの方が受けがいい。
近年のVWの1.2LTSIエンジンなどは、小排気量ですが、
欧州のCO2排出規制に対応するためのものであり、欧州では意味のある技術。
ただ、これを日本にそのまま持ってくると、違和感が。
まあ、グローバルしか見ていない日産にとって、
日本市場に合わせて作ったクルマではないので、しょうがないのでしょうが。。。
うーん、期待値が高かっただけにちょっと残念なんですが、
数字だけ見れば、フィットHV以上の燃費ですから、
素直にすごい!と褒めてあげるべきかも。
価格ですが、
25km/Lで135万円~のマツダ「デミオ」がベンチマークでしょうか。
続報)日産「新型ノート」は、25.2km/Lで145万円程度?
どこまで価格を抑えられるのか、
日産の国内市場への気合が測れる。という意味で面白いですね。
9月にはスズキの新型「ワゴンR」が28.8km/Lで発売。
スズキ「新型ワゴンR」は、リチウムイオン電池で28.8km/L?!
との情報もありますから、第3のエコカー戦争はますます
厳しくなりそうです。
みなさんは、「新型ノート」どう思われましたか?
※日産・新型「NOTE」=「INVITATION」の情報は、こちらから
日産 新型「ノート」(INVITATION)情報
日産・新型「ノート」:カタログ(社内資料?)公開→No.1低燃費!
日産・新型「ノート」=「ノート」+「ティーダ」?9/3発表?30km/L?
日産「INVITATION」発表!
日産「INVITATION」は、ノート(NOTE)の後継車種?
日産期待のダウサイジングPT、新型「ノート」は夏ごろ発売?
※日産の情報一覧は、こちらから
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Comment
1.5Lの走行性能を維持してこの燃費なら十分でしょう。私はデザインが好みで無いので惹かれませんが、非力なエンジンのデミオやミラージュでは納得いかない層に一定のニーズはあるでしょう。
2012-07/17 06:59 (Tue)
せめてもの救いは、マーチと違い、日本で生産されることぐらいかな。
現状の日産は、日本向けの商品は、キューブとセレナぐらいしか、見当たらなくなってしまったから。
フィットそっくりと言われるのは、六角形のグリルを採用しているからでは?
私自身は、2007年のマツダのコンセプトモデル、『葉風』に似ていると思いました。
2012-07/17 08:35 (Tue)
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