【衝撃】三菱「国産ジェット」開発中止...技術者対立/開発費1兆円超え/コロナ赤字...
- 2020-10/25 (Sun)
- 三菱
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まず、おさらいから。
三菱重工「MRJ」は、YS-1以来の国産ジェット機の開発ということで、
日本の重工業メーカーの夢であり、技術者の挑戦として、大きな話題に。
同時期に、サイズは違いますが、
ホンダがホンダジェットを開発し、こちらは大成功という状況。

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一方で、スペースジェット(MRJ)は、2015年の段階から納期遅れが確定するなど、
型式証明を取得できず、納期が再三延期されるなど、
いつ正式フライトするのか?という状況でした。
三菱エアクラフト公式では、2019年を振り返るムービーも上がっており、
テストフライトはかなりの回数積み重ねられている状況…
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そんななか、今回の衝撃ニュースです。
Yahoo!ニュースでも大きく取り上げられるなど、世の中的な注目度も高いです。
今月末の中期経営計画でなんらかの発表があるようです。
一方で、スペースジェットの雲行きに関しては、
かなり前から、暗雲が立ち込めており、特に納期延期問題は深刻…
型式証明が取れない状況が続いており…
そもそも、なんでこんなことになるんだ?というのが問題なのですが、
ここにきて、マイナス要因が積み重なっているようです。
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大きく要因は3つほどですかね。
①投資開発費の大超過(型式証明取得できずの延長)
②コロナ等による三菱重工の赤字化
③開発技術体制の問題
それぞれ解説していきますが、
①投資開発費の増大
言わずもがなですが、これだけ延期を繰り返しているわけですから、
収益がまったくない中で、開発費がかさみ続けている状況。
報道によれば、通算の開発費はなんと1兆円を超えるようです。
下半期だけで5000億円の赤字…
そもそも、コロナで、欧米の航空需要も不透明な状況ですからね。
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②三菱重工の経営状態
親会社の三菱重工の経営もかなり厳しいようです。
コロナによって、様々な部門が影響を受けているようですが、
航空機事業の負荷がかなり大きいようで、、、
スペースジェットは名指しで、開発費の大幅縮小が明言されていました。

この図を見ても、
スペースジェットの負担の大きさがわかりますよね。
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そして、
③開発技術体制の問題
こちらは、上記の赤字経営を受けてでしょうか。
結果を出せていない開発陣に対して、当然といえば当然の決定が。
数ヶ月前に、開発トップが解任されています。
航空業界の先人である海外技術者と、
三菱の先人である日本人技術者の対立が?
完成品メーカーの求められるものとは大きく異なった…
という内容が。
確かに、開発テストとして実績を積んでも、
型式証明の取得やビジネス設計など、大きな課題は残るわけで、
前途はかなり厳しいでしょう。
ただ、自動車完成品メーカーとしての実績はあっても、
航空機では新参者のホンダだって、ホンダジェットの成果があるわけで、
市場を異なるでしょうが、三菱にも夢はまだある?
しかし、残念ですね…
まず、おさらいから。
三菱重工「MRJ」は、YS-1以来の国産ジェット機の開発ということで、
日本の重工業メーカーの夢であり、技術者の挑戦として、大きな話題に。
同時期に、サイズは違いますが、
ホンダがホンダジェットを開発し、こちらは大成功という状況。

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一方で、スペースジェット(MRJ)は、2015年の段階から納期遅れが確定するなど、
いつ正式フライトするのか?という状況でした。
三菱エアクラフト公式では、2019年を振り返るムービーも上がっており、
テストフライトはかなりの回数積み重ねられている状況…
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そんななか、今回の衝撃ニュースです。
Yahoo!ニュースでも大きく取り上げられるなど、世の中的な注目度も高いです。
三菱重工からの正式発表はまだで、国産ジェット機 事実上凍結へ#Yahooニュースhttps://t.co/MIbgOoQLYl
— Ethical & Lifehack (@LifehackEthical) October 25, 2020
三菱重工業が国産初のジェット旅客機スペースジェット(旧MRJ)の開発費や人員を大幅に削減し、事業を凍結する方向で最終調整していることが22日、複数の関係者への取材で分かった。新型コロナウイルスの流行が直撃し、納入先の航空会社の需要回復が当面見込めないと判断した。巨額の開発費を投じ、官民で約半世紀ぶりの国産旅客機を目指したが、ノウハウ不足で6度納期を延期していた。国の産業政策にも大きな打撃となりそうだ。
30日に発表する中期経営計画で詳細を説明する。今後は航空需要の動向を見ながら、事業を再開するかどうかを検討するとみられる。
今月末の中期経営計画でなんらかの発表があるようです。
一方で、スペースジェットの雲行きに関しては、
かなり前から、暗雲が立ち込めており、特に納期延期問題は深刻…
型式証明が取れない状況が続いており…
三菱スペースジェット事業凍結、型式証明に泣いた12年目の結末 https://t.co/ECcGlxjOQw
— Ethical & Lifehack (@LifehackEthical) October 25, 2020
そもそも、なんでこんなことになるんだ?というのが問題なのですが、
ここにきて、マイナス要因が積み重なっているようです。
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大きく要因は3つほどですかね。
①投資開発費の大超過(型式証明取得できずの延長)
②コロナ等による三菱重工の赤字化
③開発技術体制の問題
それぞれ解説していきますが、
①投資開発費の増大
言わずもがなですが、これだけ延期を繰り返しているわけですから、
収益がまったくない中で、開発費がかさみ続けている状況。
報道によれば、通算の開発費はなんと1兆円を超えるようです。
三菱航空機自体も、MRJ=スペースジェットの事業化凍結へ。国産ジェット旅客機計画は失敗に終わるのか https://t.co/aqSc0groGR @タビリスより
— Ethical & Lifehack (@LifehackEthical) October 25, 2020
下半期だけで5000億円の赤字…
それだけ大きな市場だということなんですが、三菱航空機、赤字5千億円超 20年3月期、開発損失響く(共同通信)#Yahooニュースhttps://t.co/RI5l1UNQU9
— Ethical & Lifehack (@LifehackEthical) October 25, 2020
そもそも、コロナで、欧米の航空需要も不透明な状況ですからね。
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②三菱重工の経営状態
親会社の三菱重工の経営もかなり厳しいようです。
コロナによって、様々な部門が影響を受けているようですが、
航空機事業の負荷がかなり大きいようで、、、
実際に、三菱のQ1決算資料でも、三菱スペースジェット事業凍結、型式証明に泣いた12年目の結末 https://t.co/ECcGlxjOQw
— Ethical & Lifehack (@LifehackEthical) October 25, 2020
スペースジェットは名指しで、開発費の大幅縮小が明言されていました。

この図を見ても、
スペースジェットの負担の大きさがわかりますよね。
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そして、
③開発技術体制の問題
こちらは、上記の赤字経営を受けてでしょうか。
結果を出せていない開発陣に対して、当然といえば当然の決定が。
数ヶ月前に、開発トップが解任されています。
そして、この流れの中には、新型コロナ:三菱航空機・元開発トップ、かなわなかった意思疎通: 日本経済新聞 https://t.co/hamXkG0uHS
— Ethical & Lifehack (@LifehackEthical) October 25, 2020
航空業界の先人である海外技術者と、
三菱の先人である日本人技術者の対立が?
上記記事では、航空部本メーカーとしての実績が、旧MRJ、開発中止の観測も…技術者間の対立で開発現場混乱、親・三菱重工の経営圧迫 https://t.co/FChAbvMx70 @biz_journalより
— Ethical & Lifehack (@LifehackEthical) October 25, 2020
完成品メーカーの求められるものとは大きく異なった…
という内容が。
もし、この完成機メーカーとしての事業化ノウハウが問題であるなら、三菱重工は、ジェット旅客機の主翼や胴体など構造部品では航空機メーカーに直接納めるティア1として豊富な実績を持つが、完成機メーカーとしての事業化のノウハウはまったくなかった。完成機メーカーは航空機、装備品に関し1機100万点ともいわれる部品をすべて管理し、機体だけでなく、複雑なシステム制御を含めてあらゆる責任を負う。ボーイングから部品を受注する部品会社の発想では、工程管理や安全性を確保するのに限界があった。
確かに、開発テストとして実績を積んでも、
型式証明の取得やビジネス設計など、大きな課題は残るわけで、
前途はかなり厳しいでしょう。
ただ、自動車完成品メーカーとしての実績はあっても、
航空機では新参者のホンダだって、ホンダジェットの成果があるわけで、
市場を異なるでしょうが、三菱にも夢はまだある?
しかし、残念ですね…
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