トヨタはSUV王国に！「新型RAV4」はトヨタNo.1車種で6割以上がSUV系モデルに！Ethical & LifeHack

トヨタ、１～６月の米販売でライトトラック系６割超

 

　トヨタ自動車の２０１８年上期（１～６月）の米国販売で、ＳＵＶやピックアップトラックなどのライトトラック系が６割を超えた。半期（１～６月と７～１２月）ベースでは初めてと見られる。「ＲＡＶ４」「タコマ」「ハイランダー」「Ｃ―ＨＲ」などがけん引し、前年比で９・２％増加。一方、セダンを中心とする乗用車系は７・０％減にとどまり、構成比は４割弱に縮小した。
米国市場の嗜好に合わせ、トヨタのラインアップでも主役交代が進んでいる。トヨタ幹部は「市場に対応し、ライトトラックをもっと増やす」と話す。

　トヨタ、レクサスブランドを合計した米国の上期販売は１１８万９３１２台で、前年比３・０％増加した。このうちライトトラック系は７２万１７１５台で１０・６％増。乗用車系は４６万７５９７台で７・０％減。この結果、ライトトラックの構成比は６０・６％と直近１０年の半期ベースでは最高だった。それ以前は乗用車系が主力だったことから、ライトトラックが６０％を超えたのは初めてと見られる。

　トヨタの米国販売におけるライトトラック比率の上昇は、１４年上期から９半期にわたって連続している。１４年上期は４３・８％だったが、４年の間に一気に乗用車を逆転した。

　１８年上期にトヨタのライトトラックで最も台数を稼いだのはＲＡＶ４で１９万８３９２台（７・４％増）。
　２番手は中型ピックアップトラックのタコマで１１万６２６６台（２２・９％増）。以下ハイランダーが１１万４２５４台（１４・３％増）、ＳＵＶ「４ランナー」が６万４８２８台（２・１％増）、大型ピックアップトラック「タンドラ」が５万５７９２台（４・０％増）、レクサス「ＲＸ」が５万５１台（７・１％増）と続く。

　これに対し、乗用車は新型に替わった「カムリ」が１・１％増の１７万８７９５台、「アバロン」が１６・５％増の１万９４９５台と増えたものの、「カローラ」は８・５％減の１６万１４６２台、「プリウス」は１６・２％減の４万６１７１台、レクサス「ＥＳ」は８・７％減の１万９９０１台にとどまった。

　米国市場全体のライトトラックシフトはさらに上を行く。１８年上期は前年同期より５ポイント高い６７％に達した。

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