ホンダ「NBOX」試乗レポート⑥ 自転車がそのまま積める!
- 2012-02/28 (Tue)
- ホンダ
- NBOX・NBOXスラッシュ
読売オンラインから御堀氏の試乗レポートをご紹介。
今回も例によって広さが強調されたレポートですが、
具体的な機能を例にした広さを実証するわかりやすいレポートです。
画像もふんだんにありますので、
ゆっくりご覧下さい。
※見れない方は右下の「続きを読むから」
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ホンダの新しい軽自動車NBOX(エヌ・ボックス)。ホンダは、軽自動車のシリーズ化を計画しており、その第1弾である。 ※ホンダの軽自動車シリーズ「N」シリーズ情報はこちらから。
N-BOXは、これまでホンダになかった屋根の高い軽自動車だ。車体の高さは1.7メートル以上、身長1.67メートルの筆者より高い。この高さを生かして後席と荷室の広さを、生活に有効活用してもらおうというクルマである。
※参照)ホンダ「N BOX」 VS タント・パレット徹底比較1 広さなかでも開発責任者がこだわったのは、後席を簡単な操作で折りたたんだ後の荷室に、自転車をそのまま載せられるようにすることだった。これは開発者自身の経験で、自転車通学をする子供を迎えに行った母親が、ハンドルの折りたたみなど面倒な手間なく自転車をそのまま積み込み、子供と一緒に帰宅できるようにしたいという思いに端を発したという。
※参照)ホンダ「N BOX」タント・パレット徹底比較7 シートアレンジこのようなことが可能になった理由は、ホンダの小型車フィットで開発された、センタータンク方式の床構造にある。ガソリンタンクを後席の下ではなく、前席の下に配置することで、後席を折りたたんだ後に、低く、広い床が現れる。それによって、ハンドルを付けたままの自転車が、そのまま車内に入るのだ。
※参照)ホンダ「N BOX」タント・パレット徹底比較8 収納スペース
また、フィットと同様に後席のチップアップ機構を設けることにより、後席のクッション部分を背もたれの方へ跳ね上げることができ、後席のあった所に、荷室とは別の広い空間を生み出すことができる。こうして、ベビーカーを折りたたまずに載せられたり、子供が室内で着替えられたり、ペットのケージをそのまま載せられたりと使い勝手が広がる。後席は、左右別々にチップアップできるので、背の高い大きな荷物などを載せた後でも3人が乗車可能である。
※参照)Nシリーズ第2弾:Nコンセプト3は車中泊が可能
※参照)Nシリーズ第2弾:ホンダNconcept3はキャンピングカー?!そもそもホンダは、軽自動車でクルマ製造に進出した歴史がある。そして、創業者の本田宗一郎が唱えたのは「マン・マキシマム、メカ・ミニマム」の思想だ。限られた軽自動車や小型車の車体の中で、機械部分は最小にし、人のいる部分を最大にする、人間中心のクルマ作りを目指したスローガンだ。
N-BOXでも、エンジンを極力小さく、前の方へ押しやることで、室内空間全体を広げた。それによって、後席の出入りに使うスライドドアも広い開口幅が得られ、乗り降りはもちろん、チャイルドシートなどの装着もしやすくなっている。
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もう一つ、N-BOXで特徴となるのは、ステップワゴンなどミニバンで培ったノウハウの応用だ。ミニバンの運転席からの視界は、前方の視野がちょうど見やすい高さになっている。それを、N-BOXの運転席の高さと、視界の確保に活用したのだ。
実際、運転席に座ってまず気づくのは、他の軽自動車に比べ視線が若干高いことだ。しかも、運転席から車体の前端までゆとりがあるように感じられる。このことから、軽自動車に乗っているというより、小型車を運転している感覚になる。それは、万一の衝突に対しても安全だろうと思わせる安心につながる。
視野に関わる安心という点では、前方視界だけでなく、車体左側の側面や、真後ろの視界についても、死角を無くす努力が払われている。それが、「ピタ駐ミラー」の装着だ。
「ピタ駐ミラー」とは鏡の有効活用法で、まずドアミラーは上下幅にゆとりがあり、後輪のあたりまで見やすくしている。また、フロントウインドーの支柱の左側根元には、助手席外側と、前方左角の様子を見せる鏡が取り付けられている。他にも、後ろのハッチバックドアのガラス上端にあるハイマウントストップランプ裏側に鏡が取り付けられており、通常は死角となる車体真後ろが確認できるようにしてあるのである。
これらの総称として「ピタ駐ミラー」と呼び、鏡を各部に配置することで、道路脇への幅寄せや、後退時など、運転に不安を覚えさせる死角を確認できるようにしたのである。
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さて、N-BOXのクルマとしての基本性能だが、軽自動車規格の排気量660ccエンジンには、標準仕様と、カスタムと呼ぶ車種にターボチャージャー付きの高性能仕様がある。試乗をしたのは標準エンジンだけだったが、それで十分な力を備えていると思った。そして、アイドリングストップが備わっている。
N-BOXは車体の背が高くても安定した走行感覚があって、思わずスピードを出したままカーブを曲がって行きそうになった。
その他、座席もN-BOXのこだわりの一つだ。ゆったりとした大きさと柔らかな座り心地によって、体が包み込まれるような心地よさと、確かな体の支えによる安心感とがあった。軽自動車の中では、かなり魅力的な座席の一つだろう。
N-BOXを一言で表現すれば、軽自動車に乗っているとは思えないような、小型ミニバンの雰囲気のある軽自動車である。背の高い、スペース系と呼ばれる軽自動車は他社が先行するが、それらとはどこか趣の異なる存在感をN-BOXは備えている。
参照)ホンダ「NBOX」試乗レポート② ステップワゴンの軽自動車版!軽自動車のクルマ選びを面白くする、そんな新車の誕生だ。
試乗したのはN-BOX G・Lパッケージの前輪駆動車で134万円(消費税込み)。
身長1. 67メートルの私より屋根が高い
標準仕様でも力強く走ってくれたエンジンの最高出力は58馬力。
燃費はアイドリングストップが付いて前輪駆動車で22.2km/L(JC08モード)
開口幅が64センチあり、
チャイルドシートなどを楽に積むことができる後席のスライドドア
フィットと同じチップアップ機構により、
後席クッションを跳ね上げると後席のあった所に荷室の広がりが得られる
後席の背もたれは左右別々に前方へ倒しこむことができる。
こうするとハンドルを付けたままで自転車を載せることが可能
「ピタ駐ミラー」の一例。助手席側のドアミラーと、左側面を見やすくするため
フロントウインドー支柱の根元に設けられた鏡
後ろのハッチバックドアのガラス上端のハイマウントストップランプ裏の室内側に設けられた鏡で、
車体真後ろが確認できるようになっている
見やすい前方視界とゆとりある運転席。運転中の雰囲気は、
軽自動車というより小型ミニバンのようだ
今回の試乗レポートの特徴は、実際の機能を紹介しながら、
それらがNBOXの価値になっているという非常にわかりやすいものでした。
その中でも、とにかくこだわりが強い広さについては、様々な機能が紹介されていましたね。
今までのレポートでは、
広さの他に、走りや燃費性能に注目するものが多かったのですが、
こちらでは、
・「ピタ駐ミラー」⇒安心感
・走りや作りもなかなか⇒ミニバン的雰囲気
というポイントを解説。
実際に、ホンダさんもミニバンを軽自動車にすると。という企みで作った車種でしょうから、
間違いは無いですが、
ミニバンというある種趣味的なクルマを、軽自動車で表現するのなら、
こっちのほうがわかりやすいと思うのですが、個人的に。
※参照)Nシリーズ第2弾:ホンダNconcept3はキャンピングカー?!
ホンダ「NBOX」試乗レポート⑤ 試乗の感想まとめ
ホンダ「NBOX」試乗レポート④ 何でも1番?!
ホンダ「N BOX」試乗レポート③ 広すぎても困る?!
ホンダ「NBOX」試乗レポート② ステップワゴンの軽自動車版!
ホンダ「N BOX」試乗レポート① 広さと走りはほとんど反則
NBOX・タント・パレット比較
ホンダ「N BOX」 タント・パレット徹底比較8
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