マツダ「EV 」を19年発売へ:ロータリーエンジン活用検討も基本はトヨタの技術提供で!
- 2016-11/18 (Fri)
- マツダ
日経新聞の記事から
sponsored linkマツダ、北米へEV・PHV トヨタと開発検討
マツダは2019年までに北米で電気自動車(EV)を発売する。21年以降にはプラグインハイブリッド車(PHV)も投入する。18年に米国内で「排ガスゼロ車(ZEV)規制」が強化されることに対応する。モーターなどの電動技術では提携するトヨタ自動車との共同開発を検討する。17年にはディーゼル車も導入し、北米でエコカーの品ぞろえを増やす。
車重が走行距離に影響するEVは小型車、ガソリンエンジンも搭載するPHVは中大型車向けに開発する。EVではマツダ独自の技術であるロータリーエンジンを発電機に利用することを検討する。ガソリンを電気の力に変え、EVの弱点である走行距離を延ばす。日本市場へのEV・PHV投入は未定だ。
モーターや電池など駆動システムに関する技術はトヨタとの連携を検討する。マツダは独自開発したEVを国内で販売した実績があるが、ハイブリッド車(HV)ではトヨタから技術供与を受けている。クルマそのものは別々に開発して差異化を図る一方、バッテリーなどの共通する部品や技術面では連携して開発にかかる費用の節減や期間の短縮につなげる。
米国では18年にカリフォルニア州でZEV規制が強化される。HVはZEVと認められず、各メーカーは販売台数に応じて、EVやPHV、燃料電池車(FCV)を一定数売ることが義務付けられる。マツダも対象となるため、電動車両の北米投入を決めた。
ディーゼル車は17年春に全面改良する多目的スポーツ車(SUV)「CX―5」にディーゼルエンジンを搭載し、夏以降に発売する。厳しい環境規制に対応するため、日本向けには導入していない大気汚染物質の回収装置を使う。米国のディーゼル販売台数は全体の約2%と少ないが、力強い走りや燃費の良さに対する潜在的なニーズは大きいとみている。
ということで、前々から言われていたマツダのEV開発について、
その輪郭がはっきりと見えてきました。
基本的には、やはりトヨタからの技術供与がベースになるようで、
19年発売というロードマップは、トヨタのEV技術開発のスケジュールとも合致しますから、
北米での市販化への動きは、トヨタと同じタイミングでとなるでしょうか。

EVについては、自社開発で、しかもロータリーエンジン活用という記述もあるのですが、
まあ、基本はトヨタの技術でしょうね。
ロータリーエンジンでのEVについては、
過去にコンセプトモデルも公開されており、開発継続中という情報もお伝えしています。

マツダ「ロータリー復活」へ=デミオPHEVを北米で発見!あのロータリーEVが開発進行中か?
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さらに、動画もご紹介したことがありますが、
マツダ「デミオ・ロータリーPHEV 2013」試乗ムービー!しっかりロータリーサウンドが!

さすがに量産化に向けた動きという意味では、他のエンジンとは全く異なる技術ですから、
効率性を重視する傾向のなかで、なかなか難しいですかね。
これが、トヨタもロータリーエンジンEVの技術を使いたい。
となれば別なのですが。
ロータリーエンジンについては、
RX-VISIONの市販化!というニュースも出ているように、
スポーツカーへの搭載が本線でしょうね。

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今回のEVとPHEVですが、あくまでも日本への投入は未定で、北米での話。
日本市場への投入は、
来年への発売へと延期された「プリウスPHEV」の売れ行きも大きいかもしれません。

トヨタ「新型プリウスPHV」発表:【ソーラー発電&超大型ディスプレイ&新デザイン】!
北米以外では、既に発表があるように、
エンジン技術の次世代化がマツダの目標ですから、

マツダ『新エンジン開発』で【燃費50km/L】達成へ!【HCCIエンジン】✕【マイルドHV】で2020年目標に!
電動化はトヨタさんに任せるという方がマツダらしいものづくりが叶うかもしれません。
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トヨタとの技術協力ということになれば、
やっぱり、ディーゼルハイブリッドなんて夢も広がるんですが、

マツダ「次世代戦略」発表:本命は「ディーゼル・ハイブリッド」?「新型CX-9」は年度内発売!
こちらは、技術的に難しいのか、なかなか聞こえてきませんね。
さて、北米でのEV開発の動きは、他の日本メーカーにとっても対応すべき課題ですから、
スバルのEV開発の話題もあったように、今後、日本メーカーのEV開発の話も増えそう。

そして、国内でのEV発表というニュースも生まれるかもしれません。
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