「スバルとマツダ」のデザインは正反対:新型インプレッサは『躍動×塊感』で機械的デザイン!
- 2016-06/17 (Fri)
- スバル
以下、非常に良い内容に記事が出ていますので、少し解説付きでご紹介します。

では、上記の東洋経済の森口将之氏の記事の内容を引用して、
sponsored link スバルが次世代インプレッサから採用する新プラットフォームは、スバルとマツダ、デザインの根本的な違い
新型インプレッサで全面採用する新思想
スバル(富士重工業)が3月下旬のニューヨーク国際オートショーで世界初公開した5代目にあたる次期型「インプレッサ」。北米での旺盛な需要を背景に「売る車が足らない」ほど絶好調なスバルの新世代プラットフォーム(車台)を採用する第1弾の車とあって、自動車業界内外での注目が高まっている。
新しいプラットフォームの導入により、比較的コンパクトなインプレッサから「レガシィ」「アウトバック」、北米向けの3列シートSUV(スポーツ多目的車)といった大きな車種まで、スバルが単独で開発するすべての車種に1つの共通したプラットフォームを採用する(トヨタ自動車との共同開発「BRZ」(トヨタ名「86」)は除く)。
そのメカニズムもさることながら、スバルが新型インプレッサで初めて導入する重要なポイントがもう1つある。「ダイナミック×ソリッド」と称する新しいデザイン思想を「次期インプレッサから全面的に採用する」(スバルデザイン部の石井守部長)ことだ。
もともと、「ダイナミック×ソリッド」は「際立とう2020」と呼ぶ中期経営計画とともに2014年5月に打ち出していた。それに先駆けて、同年3月に開催したジュネーブ・モーターショーで出展したコンセプトカーVIZIV(ヴィジヴ)2の説明でも、ダイナミックとソリッドという2語が使われている。
そして昨年11月の東京モーターショーでは、新型インプレッサのプロトタイプといえる、「インプレッサ5ドアコンセプト」を世界初公開した。ここでもダイナミック×ソリッドというキーワードが使われていた。こうした流れを考えれば、新型インプレッサが市販車として初めて、スバルの新しいデザイン思想を全面採用したのは当然だろう。
「SGP」と言われるもので、詳しくは以下の記事を御覧頂いたいのですが、

スバル全車採用の「次世代プラットフォームSGP」発表:史上最高「走行性能&安全性能」!
ほぼすべての車種を一つのプラットフォームで賄うという、非常に効率的な戦略です。
そして、この第一弾が年内にも国内投入予定の「新型インプレッサ」。
既に北米で正式発表されているモデルですが、

スバル「新型インプレッサ」発表:【ボディ・エンジン・デザイン】全て刷新も米国生産...
北米からの発表でわかるように、現行モデルよりもゆとりのあるサイズ感になっています。
sponsored link 当然ながら、最大の注目は、次世代プラットフォームでの進化なのですが、
今回の記事で注目されているのは、そのデザイン性について。
先ほどの、新型インプレッサ発表時にも、
新デザインフィロソフィー“DYNAMIC × SOLID”を採用と明記されています。
まあ、文字ではわからないので、
スバル「新型インプレッサ・ハッチバック 2017」発表;実車デザイン画像集

スバル「新型インプレッサ・セダン 2017」発表;実車デザイン画像集

sponsored link さらに、こちらはまだコンセプトカーですが、インプレッサシリーズとして、
SUVの「XV CONCEPT」も発表済み。こちらが最も「ダイナミック×ソリッド」感が強いでしょうか?
スバル「新型XV CONCEPT 2016」発表;実車デザイン画像集@ジュネーブ

このダイナミックソリッドなデザイン性については、東洋経済の記事でもさらに補足されており、、、
sponsored link 先ほどの「インプレッサ」や「XV」のデザインで、塊感が強くなった気がすると書いたのですが、『安心と愉しさ』を追求
「スバルが車づくりで追求しているのは『安心と愉しさ』です。これに基づいてデザインでは、ライフスタイルデザイン、ロングライフデザインの2つを目指していきます。前者は、人生をもっと愉しくしてくれる、安心して乗れる車。後者はずっと走っていたいと思わせる車です」
それをカタチにするために、石井部長は「機能」「DNA」「カタチ」の3つの意味があると語った。
機能については、室内空間の確保や空力性能の向上など、多くの車が追求する部分だが、その中でスバルが最初に掲げているのが視界のよさだ。視界を機能の最初に掲げるブランドはあまりない。確かに最近のスバル各車に乗り込むと、インパネが低く、目の前の視界が開けていて、安心して運転できそうだと感じる。
次に掲げたDNAは、中島飛行機という航空機メーカー出身ならではの合理的思考やチャレンジスピリットなどを挙げていた。こうした思想があったからこそ、スバル360やスバル1000、レオーネ4WD、レガシィなど革新的なデザインをいくつも世に問うてくることができたのだろう。そして最後に、情緒的価値としてのカタチを出した。
この3つの意味から定められた方向性がダイナミック×ソリッドだ。ダイナミックは躍動感であり、愉しさを表す。一方のソリッドは塊感であり、安心感を表現するキーワードだとしている。
石井部長のプレゼンテーションを聞いて、筆者はほかの多くの自動車ブランドとの違いが「ソリッド=塊感」にあると感じた。ダイナミックやエモーションなどは多くのブランドが使用しており、いまや食傷気味でさえある。ソリッドというキーワードの起用で、スバルらしさが高まっている。
スバルのルーツである飛行機は、安心安全がもっとも重要な機械である。その思想が視界のよさやアイサイトにつながっているのだろう。しかも空を飛ぶから、軽くて空気抵抗の少ない合理的な造形が求められる。塊感に結実することもまた自然の成り行きだ。
まさにその通りだったようで、
躍動感があって塊感があるデザインということのようですね。
特に、塊感はスバルならではの特徴になっていくと。
確かに、もう少し未来のデザインコンセプトとして、東京モーターショーで登場した「新世代VIZIV」も、
ゴリゴリの塊感MAXですね。

スバル「新型VIZIV」&「次期インプレッサ」発表=【ターボ✕ハイブリッド】や【次世代デザイン】公開!
スバルは、現行モデルでも、新型インプレッサの発売を前に、
既存モデルのマイナーチェンジも進めているのですが、そのなかで、海外で発表された、
アウトバックやフォレスターの2017モデルも、躍動感と塊感を備えたデザインです。
※スバル最新モデルのデザインギャラリーは以下クリックで。
SUBARU最新モデルギャラリー

sponsored link さらに、スバルの「ダイナミック」についての解釈についても解説されており、
DNAとありましたが、自然界のモチーフではなく、スバルのダイナミックとは、機械を作っている
そしてダイナミックの解釈も、スバルはやや変わっている。説明の後半で石井氏は、「ダイナミックというと動物的なモチーフを使うことが多いですが、われわれは機械を作っていると考えています」と述べた。
マツダのデザインはチーターがモチーフだ 筆者はその瞬間、マツダを思い浮かべた。「マツダのデザインはなぜカッコ良くなったか」で触れたように、近年、好評を博しているマツダの「魂動デザイン」は、肉食系猛獣のチーターがモチーフだった。この点でスバルのデザイン思想はマツダとは根本的に違うということである。
ニューヨーク国際オートショーで世界初公開された次期型インプレッサのフォルムは、確かに動物的なしなやかさより、鉄や石の塊を削り出して造形したような、硬質な雰囲気を感じる。ソリッドな塊と躍動的なラインの融合に、やや粗削りな部分も見られるが、それもまた野武士らしさと評すべきかもしれない。
2017年は中島飛行機創立100周年。記念すべき年へ向けて、ダイナミック×ソリッドはさらに洗練を深めていきそうだ。
あくまでも中島飛行機をルーツとした、人類が新たな造形を生み出すことへの挑戦!
を反映しているということでしょうか。
新型インプレッサは、国内モデルに関して、トヨタ製のハイブリッド搭載?という噂もあったり、、、

スバル「新型インプレッサ」は『トヨタ製ハイブリッド』&『ボクサーターボ』搭載で16年11月日本発売?
年内発売に向けて、期待が膨らみます。
※スバルの最新記事一覧は、こちらから
※スバル「インプレッサ」の最新記事一覧は、こちらから
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