マツダが『FR転換で高級路線』シフト:主力車種など7割が2020年に『FR次世代プラットフォーム』へ?
- 2016-03/14 (Mon)
- マツダ
中期計画で発表された次世代パワートレイン開発=HCCIの他に、主力車種のFR化!という隠し玉が・・・?

日経Automotiveの記事から
マツダは、スカイアクティブ技術投入の当初から、ブランド価値の向上、高級ブランド路線を標榜しており、マツダ、次世代で「FR転換」を検討 高級路線を推進
マツダが中型車(C/Dセグメント)の次世代プラットフォームをFR(前部エンジン・後輪駆動)にする検討に入った。販売台数の7割近くを占める主力プラットフォームを、現在のFF(前部エンジン・前輪駆動)からFRに転換することになる。高級路線を推し進めたい狙いがありそうだ。
マツダは複数の部品メーカーに、2020年頃の発売を想定した車両のRFQ(Request for quotation:見積もり依頼書)を提出した。RFQに対するフィードバックを見て最終的に判断する。仮に量産を決断すると、2020年頃の全面改良が予想される「CX-5」や「アテンザ」からFRプラットフォームを採用する可能性が高い
FRに転換する最大の目的は、ブランド価値の向上にある。FRの方が運動性能が高く、運転する楽しさを顧客に訴求しやすくなるからだ。
かつて、国内メーカーが手掛ける中型以上のセダンはFRが主流だった。しかし、FFは部品点数の削減、軽量化による低燃費を実現できるため、国内メーカーのほとんどのクルマがFFへ移行した。マツダも2012年、C/Dセグメントの車両をFFの「SKYACTIV(スカイアクティブ)」プラットフォームに変更し、CX-5から採用し始めた
一方、ドイツBMWやトヨタ自動車の「レクサス」など高級ブランドの主力車種はFRのままである。SKYACTIV技術でブランド価値を高めているマツダがFRへ転換することは、高級ブランドへのシフトを意味する。
転換に莫大な投資は不要
実は、FRへの刷新に必要な設備投資額はさほど大きくならない見込みだ。
マツダは広島・宇品工場でFRの「ロードスター」とFFの「CX-3」などを混在生産している実績がある。「多品種少量生産のノウハウを持っており、(仮にFR化の決断をしても)投資額は大きくならない」(マツダ幹部)と考えているという。
マツダの技術者からは、「悲願のFR化に挑戦したい」との声も出ている。
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マツダ「アテンザ・ディーゼル」でAUDI並みの高級車に?!
「高級ブランドへのシフト」という方向性は、そうなんだろうな。という感じ。
一方で、スポーツモデル以外の主力モデルまで含めて「FR化」する。というのは、
かなり思い切った決断をするな。という印象ですね。
以下、マツダのラインアップですが、アクセラやアテンザ、CX-5がFR化される。という感じですかね。

マツダのFRスポーツ「ロードスター」が今年の6月に復活しましたが、
その際には、以下の様な動画も公開しており、
マツダ「新型ロードスター2015」公式映像【50:50バランス】

前後重量配分など、FR車ならではの走りのメリットを訴えていましたから、
技術者は、本当に車がすきで、車好きのためのマツダ車を作りたいんだなと。
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その流れの中で、ロータリーエンジン復活へのチャレンジという話題も出てきているんでしょうね。

「マツダスポーツコンセプト」=次世代「RX」!『1.6L次世代ロータリーエンジン』搭載で【水素】で動く?
一方で、今回の記事中にもあるように、他メーカーは派生モデルなどへの展開力からFF化する流れが顕著。
FRといえばBMWがわかりやすいと思うのですが、そのBMWも車種拡大の流れの中で、
ファミリーモデルの「2シリーズ・アクティブツアラー」でFFモデルの展開を開始。

BMW「2シリーズ アクティブツアラー」発表:初の【小型MPV&FF】=対ベンツ【Bクラス】!
MINIのプラットフォームを活用しており、BMWブランドでの今後の増加も予想されます。
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トヨタは、コンパクトFRスポーツ「S-FR」を東京モーターショーに出展しますが、
先日の記事では、どうやら自社生産は厳しそうで、市販化はないのでは?という内容も。

トヨタ「新型S-FR」=『スターレット×ヨタハチ』も市販化はない?マツダ「ロードスター」ベースに変更?
そうそう、東京モーターショーでは、
ホンダのニュル最速FF「シビック・タイプR」も登場。こちらはFFの恩恵を受けたハッチバックです。

ホンダ「新型シビック・タイプR」は【750台限定】で【価格428万円】!【WEB受付→抽選】で12/7発売!
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時代に逆行する、いや、時代を先取りする?マツダの想いは、実行されるのでしょうか。
今後の成り行きが非常に楽しみですね。
まあ、中期戦略で発表した2020年までのロードマップには、FR化の話は一切なく、

マツダ『新エンジン開発』で【燃費50km/L】達成へ!【HCCIエンジン】✕【マイルドHV】で2020年目標に!
次世代パワートレインが戦略の中心にはなっていくと思うのですが・・・
と、同時に、この流れを考えると、マツダのスカイアクティブディーゼルのミニバン展開とか、
なさそうですね・・・

マツダ「スカイアクティブ」をミニバン展開!【CX-5】ベースで【新型プレマシーディーゼル】も?
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Comment
プレマシー ディーゼルは絶望的な感じですね。
グランツアラー対抗として期待していたのに、残念です。
一方でFR化はぜひぜひアテンザから進めてもらって、BMW3 クリーンディーゼルキラーとなってほしいです。
2015-10/16 23:04 (Fri)
いまのアテンザも悪くはないけど300万以上だして買う気が全くおきない
スズキやダイハツ位からやっとスバル位にブランド力が上がっただけなのに
調子に乗って高い価格設定するな
2015-10/18 01:36 (Sun)
方向性が違うだろうに・・
こける未来しか見えない。
2015-10/18 20:30 (Sun)
もう調子にのってしまったのか・・・
凄くいい車だというのはわかるけれど、マツダだから買うという人はまだまだ少ない。
それは以前の負のイメージが多すぎるからだ。
スバルのブランドにすらまだ届いてはいないし、まだやっと三菱の上という程度のブランド力だというのに・・・
高級というには内装の質感が足りなすぎる。
価格だけ挙げてもダメ。
アマティやユーノスの二の舞になるぞ。
2016-03/15 10:52 (Tue)
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