ボルボが「クリーンディーゼル」を【5車種】で一挙発売開始 → 【低燃費✕低価格ディーゼル】で席巻?
- 2015-07/24 (Fri)
- ボルボ
ボルボのニュースリリースから
いやー、一気のディーゼルモデル展開。しびれますね。新世代Drive-Eクリーンディーゼルを主力5車種に搭載
- ボルボ主力モデルV40 / V40 Cross Country / S60 / V60 / XC60に新開発2.0リッター4気筒クリーンディーゼル「D4」エンジンを搭載
- V40 / V40 Cross Country / S60 / V60で20km/ℓ超、XC60でも18.6km/ℓのクラストップレベルの低燃費を実現
- クリーンディーゼル化による価格上昇を抑えた魅力ある価格設定
- 高い環境性能に加え、全車に10種以上の先進安全・運転支援機能を標準装備
ボルボ・カー・ジャパン株式会社(代表取締役社長:木村隆之、本社:東京都港区)は、力強く滑らかな走りと高い環境性能を実現したボルボの新世代パワートレーン「Drive-E(ドライブ・イー)」の2.0リッター4気筒クリーンディーゼル「D4」エンジンを、ボルボの主力5車種に搭載し、本日より販売を開始します。
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高性能クリーンディーゼルを販売比率の約9割占める主力5車種に一挙投入
ボルボは新世代パワートレーンDrive-Eの一環として新世代の2.0リッター4気筒クリーンディーゼル「D4」エンジンを自社開発。主力車種であるV40 / V40 Cross Country / S60 / V60 / XC60の5車種にこのクリーンディーゼル搭載モデルを投入します。これは現在のボルボのラインアップにおいて販売構成比率の約9割を占めており、ベストセラーモデルであるV40およびV40 Cross Countryへのクリーンディーゼル搭載は、最大ボリュームである輸入車プレミアムハッチバックセグメントにおいて、日本初の設定となります。
トップクラスの出力と環境性能、新世代2.0リッター4気筒クリーン・ディーゼル・パワートレーン
新開発の2.0リッター4気筒ターボディーゼル「D4」エンジンは、最高2500気圧での燃料噴射を実現する最新の「i-ART」コモンレール・ダイレクトインジェクションシステムや、2ステージターボチャージャーの採用等により、クラストップレベルの燃費と出力特性を実現しています。最高出力は4気筒ディーゼルとしては最高レベルの190ps、最大トルクは4リッターガソリンエンジンにも匹敵する400Nmを発揮。最新の8速ATとの組み合わせにより、走るよろこびを体感できるダイナミックな走行性能と低燃費、高い経済性を実現しています。
圧倒的な低燃費を達成、ガソリンモデルとの価格差を最小限に抑えた魅力的な価格設定
「D4」エンジン搭載車のJC08モード燃費は、V40 / V40 Cross Country / S60 / V60では全車20.0km/ℓ超を達成、SUVのXC60でも18.6km/ℓを実現。ボルボラインアップ史上、最良の低燃費を実現しています。また、クリーンディーゼル乗用車として、自動車取得税および自動車重量税が免税(100%減税)、自動車税75%軽減の、エコカー減税対象車となっています。また、ガソリンモデル比で+25万円という戦略的な価格を実現。エコカー減税に加え、ガソリンモデルとの燃費差はもちろん、軽油価格の安さといった経済的なベネフィットも提供します。
Drive-Eクリーンディーゼルに採用された日本の最先端テクノロジー
新開発の2.0リッター4気筒ターボディーゼル「D4」エンジンには、日本の最先端技術が採用されています。
デンソーによるコモンレール・ダイレクト・インジェクションシステムである「i-ART」は、乗用車としては世界初採用、日本市場においても、今回初めて導入されるシステムです。通常のコモンレールシステムが1つのエンジンに1つの圧力センサーを備えるのに対し、ボルボが採用する「i-ART」は4つのインジェクターにそれぞれ1つずつ圧力センサーを装備し、10万分の1秒という緻密な燃料噴射制御を可能としています。
この「D4」エンジンの燃料噴射圧力は一般的な同等エンジンと比較しても500-700気圧ほど高い2500気圧を誇ります。これにより短時間に多くの燃料噴射が可能で、また一度の燃焼に対し数回にわけて噴射できます。「i-ART」システムでは1サイクルあたり2回から最大9回にわけての噴射が可能となり、優れたレスポンスとパワーを実現しながら、同時にNOx(窒素酸化物)の発生を抑制し、排気ガスはよりクリーンな状態を保つことが可能となります。またこの精緻なコントロールにより圧力ピークが下がり、振動や騒音を低減することができます。
さらに、エンジン内部の摩擦低減、オイルメーカーとの共同開発による専用低摩擦エンジンオイル、可変制御オイルポンプ、高性能2ステージターボチャージャーの採用など主要コンポーネントの効率化を図り、ドライバビリティと燃費の改善を図っています。
また、「D4」エンジンには、アイシンAW社製8速オートマチック・トランスミッションを組み合わせています。よりワイドレンジなギア比とすることで、上質でスポーティな走りと低燃費性能を両立。さらにフリクションロス低減の徹底や全域でロックアップ機構を制御することにより、更なる効率化を図っています。
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D4ラインアップ 主要スペック
D4ラインアップ エンジン・出力 トランス
ミッション
駆動方式希望
小売価格
(税込)燃料
消費率
JC08モードV40 D4 Drive-E 2.0リッター
直列4気筒
直噴ターボディーゼル
140kw(190ps)/4,250rpm
400Nm(40.8kgm/)1,750-2,500rpm電子制御8速AT
(ロックアップ機構付)
ギアトロニック
前輪駆動¥3,490,000 20.0km/ℓ V40 D4 SE ¥3,990,000 V40 Cross Country D4 ¥3,640,000 21.2km/ℓ V40 Cross Country D4 SE ¥4,140,000 S60 D4 SE ¥4,540,000 20.9km/ℓ S60 D4 R-DESIGN ¥5,290,000 V60 D4 SE ¥4,740,000 20.2km/ℓ V60 D4 R-DESIGN ¥5,490,000 XC60 D4 ¥5,390,000 18.6km/ℓ XC60 D4 SE ¥5,990,000 XC60 D4 R-DESIGN ¥6,750,000
主力車種にラインアップで、同時発売とは、かなり思い切った戦略ですよね。
しかも、以前お伝えしたように、今回の「D4ディーゼル」の兄貴分にあたる「D5ディーゼル」の日本市場投入も確定的。

年末あたりには、そのラインアップはさらに増えていそうな予感。
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今年は、欧州メーカーのディーゼルモデルが大挙して発表される予定ですが、

【まとめ】海外メーカー『クリーンディーゼル』の【日本市場】投入情報を一挙公開!【海外メーカー】
VWやアウディに先んじて、ボルボのこの発表は、ボルボジャパンの気合を強く感じますね。
ディーゼルの投入が随分前から予告されていたフォルクスワーゲンが、パサートからの投入で、
しかも、来年の発売となったのが記憶にあたらしいですが、

VW「新型パサート」:『クリーンディーゼル』は16年早々発表!『SUVワゴン=オールトラック』も追加へ!
ちょっと待たされることになってしまったフォルクスワーゲンに対して、
今回のボルボの発表は、非常にインパクトのあるものですね。

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VWやアウディのディーゼルモデル投入が遅くれる要因のひとつは、今秋にある東京モーターショーの存在。
VWもアウディも、東京モーターショーでの大々的なディーゼル戦略の発表が予想されています。

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一方で、ボルボは、今回の東京モーターショーには、出展しないとの発表が出ており、
その分、早めに今回のようなニュース性の高い展開がとれたのかもしれません。
これだけのラインアップ展開があり、日本市場でもディーゼルの比率を拡大していくとのことですから、
他の欧州メーカーも少なからず影響をうけるでしょうし、欧州メーカー全体でディーゼルを盛り上げる機運が出てくるかも。

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今年のモーターショーの目玉は、トヨタの「次期プリウス」やホンダの「新型NSX」など、
日本メーカーのハイブリッドモデルだとは思いますが、

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思った以上に、欧州メーカーのディーゼルモデルが大きな話題性を持ちそうな予感。
逆に、日本メーカーのディーゼル戦略は、、、どうも積極的ではありませんね。

【まとめ】国内メーカー『クリーンディーゼル』の【日本市場】投入情報を一挙公開!【国内メーカー】
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