マツダ「新戦略」発表:本命は「スカイアクティブ・ハイブリッド」?「新型CX-9」は年度内発売!
- 2015-04/26 (Sun)
- マツダ
新聞やニュースでも「過去最高益」と取り上げられていましたが、マツダの15年3月期決算が発表されました。
発表内容は、今後の新戦略にも及び、今後登場する新モデルや次世代スカイアクティブの概要がわかってきています。

発表内容は、今後の新戦略にも及び、今後登場する新モデルや次世代スカイアクティブの概要がわかってきています。

sponsored link
早速、マツダの決算発表資料をいくつか抜粋します。http://www.mazda.com/ja/investors/library/result/
まずは、昨年度の実績からです。

アクセラとデミオが好調だった。あくまでも、グローバルの話ですね。
また、スカイアクティブ搭載比率は74%まで来てるんですね。国内では、あとベリーサくらいでしたかね?
あっ、あと、ディーゼルモデルで言うと、ミニバンはまだですね。

マツダ「スカイアクティブ」をミニバン展開!【CX-5】ベースで【新型プレマシーディーゼル】も?
sponsored link
もう少し詳しく。国内と海外を分けて見てみると、、、海外は規模の大きい北米を。


なるほど、国内では販売台数は減ってるんですね。このあたりは消費税の影響もあるでしょう。
ただ、クリーンディーゼル市場の成長を牽引とありますが、2月末発売の「CX-3」はディーゼル専用で象徴的な存在ですね。
一方で、北米だけでなく、海外は軒並み販売台数が増加。
こちらは、アクセラ(MAZDA3)や、アテンザ(MAZDA6)、CX-5などが牽引。さらに、メキシコでの現地生産も増加。
なるほどなるほど。
sponsored link
次に、おまちかねの今後の戦略についての発表内容です。まず、16年3月期の見通しをサマリーで。

過去最高益の更なる更新を狙うわけですが、牽引役は現状の主力モデルに加えて、先ほどのCX-3や、
既に予約開始され、6月国内発売予定の「新型ロードスター」も加わります。

さらに、さらっと書かれていますが、年度末に「新型CX-9」が導入!
国内にはどうですかね?さすがに大きすぎますか。個人的には魂動デザインが一番輝く車体だと思います。

さらに非常に気になるのは、トヨタや、フィアットクライスラー向けのOEM供給ですが、こちらは後ほど詳しく。
sponsored link
今後の戦略は、決算発表資料でももう少し詳しく紹介されています。

今期目標は、スカイアクティブ率85%と、一気に拡大していきますし、
グローバル生産体制の強化が、牽引していくという内容。

そして、ここでも最後に、グローバルアライアンスの推進とあり、トヨタ/フィアットの話が出ています。詳しく説明すると、
トヨタ向けの小型車(メキシコ工場)というのは、
先月ご紹介したサイオン「iA」のことで、デミオベースのトヨタ車ですね。 ※詳しくは以下記事。

トヨタの新戦略は【マツダ頼み】?【デミオ】ベース新モデル発表→【CX-3】ベースのトヨタ車も?
さらに、フィアット・クライスラーのスポーツカー。というのは、もちろん、
すでにお伝えしている、ロードスターのフィアット版になります。 ※詳しくは以下記事。

マツダ「新型ロードスター」に【FIAT版兄弟モデル「124スパイダー」】発表へ→デザイン公開!
どちらも、マツダのものづくりが評価された形での供給。今後さらに拡大していくでしょうね。
sponsored link
決算発表資料をもう少し。次は、もう少し先の中期的な戦略展開についてです。

16年4月から(17年3月期~)は「構造改革ステージ2」とされており、
目玉は、スカイアクティブの次世代化(GEN2モデル)の開発・投入となっていますし、そのあとは電動駆動強化。
正直、電動駆動うんぬんは、マツダというよりも市場全体の動き(インフラ含め)次第でしょうから、不透明。
一方で、スカイアクティブの次世代化は、大まかな目標もみえており、、、

電動化技術の組み合わせで、さらなる燃費向上を狙うようです。これはハイブリッドですかね?
一番上にある新型車というのは、新モデルというよりも、既存モデルのGEN2版というイメージでしょうか。
sponsored link
マツダの電動化技術といえば、発売済みのアクセラのハイブリッドはトヨタからの技術供与でしたが、
マツダ「新型アクセラ」試乗記③「ハイブリッド&ディーゼル乗り比べ!→トヨタが真似すべき!」
マツダ『新型アクセラ』発表&予約開始!【グレード・価格・燃費・装備など】全てを公開!
マツダ「新型アクセラ」は【ハイブリッド】がメイン車種!【30.8km/L】で【11/21】発売か?
今回の発表内容を見ると、自前のハイブリッドやプラグインハイブリッドで、
「スカイアクティブ・ハイブリッド」?展開があるのかもしれませんね。

上記は、13年の東京モーターショー時のアクセラハイブリッドのもの。
さて、グローバルで好調なマツダ。今後の成長戦略もスカイアクティブの進化。という着実な目標なんですが、
課題があるとすると、そのデザイン性ですかね。
先日、「次世代魂動デザイン」のスタディモデルとなる?ソファや自転車のデザインが発表されました。

マツダ「魂動デザイン」の進化系=「魂動バイク」と「魂動ソファ」を発表→「凛」や「艶」の表現!
sponsored link
欧州プレミアムブランドのように、共通したデザインアイデンティティを持つという心構えはわかるのですが、
あくまでも「マツダ」ですから、特に国内ではデザインの幅も必要になってくるように思います。
この辺りを、どこまで表現できるのか?表現の幅を広げられるのか?現実的な戦略もそろそろ必要でしょうか。
個人的には、AUDIのデザイン戦略よりも、車種別の個性も出るルノーのデザイン戦略を見習うべきだと思います。

ルノー「デジール(DeZir)」が【超カッコイイ】!新デザイン戦略第1弾は【恋に落ちる瞬間】!
そうそう、CX-9も「ミニバン」x「SUV」で、ルノー「エスパス」みたいな方向性もありかもしれません。

※マツダの最新記事一覧は、こちらから
早速、マツダの決算発表資料をいくつか抜粋します。http://www.mazda.com/ja/investors/library/result/
まずは、昨年度の実績からです。

アクセラとデミオが好調だった。あくまでも、グローバルの話ですね。
また、スカイアクティブ搭載比率は74%まで来てるんですね。国内では、あとベリーサくらいでしたかね?
あっ、あと、ディーゼルモデルで言うと、ミニバンはまだですね。

マツダ「スカイアクティブ」をミニバン展開!【CX-5】ベースで【新型プレマシーディーゼル】も?
sponsored link
もう少し詳しく。国内と海外を分けて見てみると、、、海外は規模の大きい北米を。


なるほど、国内では販売台数は減ってるんですね。このあたりは消費税の影響もあるでしょう。
ただ、クリーンディーゼル市場の成長を牽引とありますが、2月末発売の「CX-3」はディーゼル専用で象徴的な存在ですね。
一方で、北米だけでなく、海外は軒並み販売台数が増加。
こちらは、アクセラ(MAZDA3)や、アテンザ(MAZDA6)、CX-5などが牽引。さらに、メキシコでの現地生産も増加。
なるほどなるほど。
sponsored link
次に、おまちかねの今後の戦略についての発表内容です。まず、16年3月期の見通しをサマリーで。

過去最高益の更なる更新を狙うわけですが、牽引役は現状の主力モデルに加えて、先ほどのCX-3や、
既に予約開始され、6月国内発売予定の「新型ロードスター」も加わります。

さらに、さらっと書かれていますが、年度末に「新型CX-9」が導入!
国内にはどうですかね?さすがに大きすぎますか。個人的には魂動デザインが一番輝く車体だと思います。

さらに非常に気になるのは、トヨタや、フィアットクライスラー向けのOEM供給ですが、こちらは後ほど詳しく。
sponsored link
今後の戦略は、決算発表資料でももう少し詳しく紹介されています。

今期目標は、スカイアクティブ率85%と、一気に拡大していきますし、
グローバル生産体制の強化が、牽引していくという内容。

そして、ここでも最後に、グローバルアライアンスの推進とあり、トヨタ/フィアットの話が出ています。詳しく説明すると、
トヨタ向けの小型車(メキシコ工場)というのは、
先月ご紹介したサイオン「iA」のことで、デミオベースのトヨタ車ですね。 ※詳しくは以下記事。

トヨタの新戦略は【マツダ頼み】?【デミオ】ベース新モデル発表→【CX-3】ベースのトヨタ車も?
さらに、フィアット・クライスラーのスポーツカー。というのは、もちろん、
すでにお伝えしている、ロードスターのフィアット版になります。 ※詳しくは以下記事。

マツダ「新型ロードスター」に【FIAT版兄弟モデル「124スパイダー」】発表へ→デザイン公開!
どちらも、マツダのものづくりが評価された形での供給。今後さらに拡大していくでしょうね。
sponsored link
決算発表資料をもう少し。次は、もう少し先の中期的な戦略展開についてです。

16年4月から(17年3月期~)は「構造改革ステージ2」とされており、
目玉は、スカイアクティブの次世代化(GEN2モデル)の開発・投入となっていますし、そのあとは電動駆動強化。
正直、電動駆動うんぬんは、マツダというよりも市場全体の動き(インフラ含め)次第でしょうから、不透明。
一方で、スカイアクティブの次世代化は、大まかな目標もみえており、、、

電動化技術の組み合わせで、さらなる燃費向上を狙うようです。これはハイブリッドですかね?
一番上にある新型車というのは、新モデルというよりも、既存モデルのGEN2版というイメージでしょうか。
sponsored link
マツダの電動化技術といえば、発売済みのアクセラのハイブリッドはトヨタからの技術供与でしたが、
マツダ「新型アクセラ」試乗記③「ハイブリッド&ディーゼル乗り比べ!→トヨタが真似すべき!」
マツダ『新型アクセラ』発表&予約開始!【グレード・価格・燃費・装備など】全てを公開!
マツダ「新型アクセラ」は【ハイブリッド】がメイン車種!【30.8km/L】で【11/21】発売か?
今回の発表内容を見ると、自前のハイブリッドやプラグインハイブリッドで、
「スカイアクティブ・ハイブリッド」?展開があるのかもしれませんね。

上記は、13年の東京モーターショー時のアクセラハイブリッドのもの。
さて、グローバルで好調なマツダ。今後の成長戦略もスカイアクティブの進化。という着実な目標なんですが、
課題があるとすると、そのデザイン性ですかね。
先日、「次世代魂動デザイン」のスタディモデルとなる?ソファや自転車のデザインが発表されました。

マツダ「魂動デザイン」の進化系=「魂動バイク」と「魂動ソファ」を発表→「凛」や「艶」の表現!
sponsored link
欧州プレミアムブランドのように、共通したデザインアイデンティティを持つという心構えはわかるのですが、
あくまでも「マツダ」ですから、特に国内ではデザインの幅も必要になってくるように思います。
この辺りを、どこまで表現できるのか?表現の幅を広げられるのか?現実的な戦略もそろそろ必要でしょうか。
個人的には、AUDIのデザイン戦略よりも、車種別の個性も出るルノーのデザイン戦略を見習うべきだと思います。

ルノー「デジール(DeZir)」が【超カッコイイ】!新デザイン戦略第1弾は【恋に落ちる瞬間】!
そうそう、CX-9も「ミニバン」x「SUV」で、ルノー「エスパス」みたいな方向性もありかもしれません。

※マツダの最新記事一覧は、こちらから
この記事が良かった!参考になった!という方は、「いいね!」をお願いします!
- 同じカテゴリの記事
-
- マツダ「ロータリーエンジンEV」がFIATやトヨタに?他社OEM供給車が30年ぶりゼロ... (2021/02/01)
- マツダ歴代No.1人気は「ランティス」?フォード傘下の「フェスティバ」? (2020/12/27)
- マツダ「ロータリー復活拡大×トヨタ協業」が22年までの最優先事項に...高級ブランド化に布石! (2020/11/30)
- 【悲報】マツダ「FRプラットフォーム」発表延期!次世代CX-5やMAZDA6は22年以降に... (2020/11/14)
- 【吉報】マツダ「MX-30」ロータリーエンジン搭載EVも開発中!日本はHVモデルから! (2020/08/28)
- マツダ「R360クーペ」がロータリーEVで復活?実は「STAY HOME」ペーパークラフト! (2020/07/31)
- 【歓喜】マツダ「AZ-1」復刻発売の可能性?100周年人気投票No.1で...軽スポーツ復権! (2020/07/16)
- 【驚愕】マツダ「新型MX-30」日本ではガソリン車からの年内発売へ!年度内にEVも! (2020/06/24)
- マツダ「新型MX-30」初のEVが生産開始!日本発売は年内で欧州価格は約400万円! (2020/05/23)
- マツダ創立100周年へ歴代68モデルを振り返るカウントダウン!特大セールもあり? (2020/01/01)
- マツダ「新型MX-30」は初の市販版EVでRX後継?RX-8ばりの観音開きドアを採用! (2019/10/29)
- 【流出】マツダ「新型MX-30」発表へデザイン初公開!初の量産EVはMXのSUVだった! (2019/10/23)
- マツダ「新型EV」はSUVだけどCX-30とは違う!一部インテリア画像も判明! (2019/10/20)
- マツダ「次世代RX」は電気自動車?初の量産型EVを10月発表へ=次世代商品群の第3弾! (2019/10/05)
- マツダ「CX-30」に『ロータリーエンジン×電気自動車』搭載へ!「e-TPV」試乗車も… (2019/09/19)
- posted: 00:01
- トラックバック(0)
- コメント(0)
- Page Top
Comment
Page Top