スズキ「800cc・2気筒ディーゼル」開発=次世代【低燃費・低価格】の切り札!日本投入は?
- 2014-06/05 (Thu)
- スズキ
国内では、ハスラーも絶好調で、かなり勢いを感じるのですが、
さらに、独自路線を進める技術開発のニュースです。なんと800ccディーゼルの自社開発!

まず、ロイターから
ハイブリッドシステムについては、以下の記事が詳しいので、こちらをご覧ください。スズキ、小型車向けハイブリッド技術とディーゼルエンジン開発
[東京 16日 ロイター] -スズキ(7269.T: 株価, ニュース, レポート)は16日、ハイブリッドシステムなど小型車向けの新技術を開発したと発表した。排気量800ccのディーゼルエンジンの自社開発やプラットフォーム(車台)の軽量化なども明らかにした。
ハイブリッド技術はまず小型車での採用を目指し、軽自動車への搭載も検討する。同社のハイブリッド車投入は2003年に発売した軽自動車「ツイン」以来。燃費の良いハイブリッド車は国内でも人気が高いほか、新興国でも需要が高まっており、再投入が必要と判断した。
開発したハイブリッド技術は、減速時のエネルギーを電気に変えて蓄えるスズキの技術「エネチャージ」を応用し、加速時にエンジン駆動を支える仕組み。小型の電池とモーターを使ってエンジン駆動時をサポートする「マイルドハイブリッド」と呼ばれるタイプ。市販に向けてはコストの低下が課題という。
自社開発するディーゼルエンジンは小型の2気筒エンジンで、インドを中心に新興国向け小型車や商用車などに搭載する。現在、伊フィアット(FIA.MI: 株価, 企業情報, レポート)から調達および技術ライセンス契約を受けて生産しているディーゼルエンジンについては継続する。
プラットフォームは現行の4種類から次世代プラットフォーム3種類に統合する。次世代プラットフォームは構造や部品の配置を刷新し、衝突性能など向上させ、車両全体で最大15%軽量化する。ガソリンエンジン開発は軽自動車と1400cc以下に集約し、平均熱効率40%を目指す。

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しかし、小型車がメインのスズキといえど、かなり思い切った決断ですね。
ここ最近のモーターショーでは、Cセグメント程度のSUVを連続して発表するなど、


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パワーの必要な車種にも手を広げそうな気配だったのですが、
ガソリンエンジンは、すべてを1.4L以下に集約とのことなので、ダウンサイジングターボで賄うんでしょうか。
以前、ご紹介した年内発表と噂のダウンサイジングターボは、800ccのガソリンエンジン。

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こちらも非常に楽しみです。
そして、今回の主題である「ディーゼル」についてですが、2気筒の800ccですか。
こちらは、日本というよりも、スズキの主戦場である新興国対応の武器になっていくもの。
以前、お伝えした以下の記事でも、インドでのディーゼルは生命線のようですし、もう少し上の排気量のディーゼルエンジンは、フィアットから供給を受けながら、
800ccを自社で!という考え方のようですね。その狙いを、もう一つのレスポンスの記事から
やはり、フィアットのディーゼルとは、補完し合える間柄を維持するようですね。【スズキの四輪技術】2気筒ディーゼルエンジンを自社開発するねらい
4月16日に開催されたスズキの四輪技術説明会では、800ccのディーゼルエンジンについての説明もされた。国内市場には投入されないとされているが、このエンジンの特徴や自社開発するねらいはどこにあるのだろうか。
説明会でパワートレイン系のプレゼンテーションを行ったのはスズキ常務役員 笠井公人氏だ。笠井氏は、ガソリンエンジンの熱効率を40%まで向上させるプランやエンジン開発を660ccから1400cc以下に集約する戦略を説明しつつ、主にインド市場をターゲットとした2気筒のディーゼルエンジンの開発について言及した。
エンジンの諸元は、直列2気筒DOHC、排気量793cc、ボアストローク77×85mmとのこと。スズキはインド市場においてはフィアットのライセンス生産でディーゼルエンジンを製造しているが、笠井氏によれば「2気筒の小型ディーゼルエンジンを自社で開発し、1年以内を目安にインド市場に投入したい」とのことだ。自社開発にこだわるのは、技術の蓄積を考えてのことだという。
自社エンジンを開発した場合、フィアットとの契約はどうするのかという質問には、「契約内容については答えられないが、2気筒793ccという排気量では搭載する車も異なるので、フィアットとはよい関係を維持できる」とする。搭載する車種は商用車に限らず、乗用車への搭載も考えているそうだ。2気筒ディーゼルでは振動など問題になりがちだが、これも乗用車として問題ないレベルに技術開発をしていく。
排気量が800ccということで、国内の軽自動車への搭載計画、あるいはインド以外の国についての計画についても聞いてみた。ディーゼルエンジンの場合、国内では排気ガス規制の問題もあり、いまのところは考えていないそうだ。海外市場については、ニーズや法規制の関係で、インド以外では東南アジアの新興国になるではないかとの認識を示した。
そして、国内への投入はいまのところなし!とのこと。まあ、2気筒ですからねー。
FIATで2気筒といえば、チンクエチェントでお馴染みの「ツインエア」ですが、
こちらはもちろんガソリンエンジンで、振動も含めて非常に面白いパワートレイン。
技術革新が進むと、5年後辺りには、800ccディーゼルが国内で走る日も来るかもしれませんね。
しかし、1年後にインド投入ということは、現時点で確実に完成しているでしょうし、
少し昔に登場したコンセプトカー「A-starカブリオレ」なんか、すごく合いそうですが。

800ccディーゼルが1年以内なら、同タイミング発表された「ハイブリッド」も、市場投入は早そうですね。

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新型アルトエコ=40km/L達成なんとことになったら、えらいことになりますね。
次期ジムニーのハイブリッドとともに、非常に楽しみです。


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