トヨタ「新型の低燃費エンジン」発表:【新型パッソ&ヴィッツ】から14種展開!ハイブリッドは?
- 2014-04/11 (Fri)
- トヨタ
- コンパクト:ヴィッツ…
主に、新興国向けの低燃費&低価格モデルが中心になっていくと思うのですが、
まずは、国内の「新型パッソ」&「新型ヴィッツ」から搭載しクラストップの燃費を達成してきます。
さらに、新型エンジンは順次拡大されていく予定で・・・ハイブリッド中心の戦略から脱皮ですね。

トヨタのニュースリリースから
上記で紹介されている、2つのエンジンは、それぞれ既にお伝えしている、トヨタ自動車、ハイブリッド開発で磨いた燃焼技術などを生かし、高熱効率・低燃費エンジン群を開発
トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、ハイブリッド専用エンジンの開発で培ってきた燃焼改良と損失低減技術により世界トップレベルの高熱効率を実現する低燃費エンジン群を新たに開発・改良した。近日マイナーチェンジする車種より搭載を始め、2015年までに全世界で合計14機種のエンジンを順次導入する。
トヨタが新たに開発・改良を進める高熱効率・低燃費エンジン群では、世界トップレベルのエンジン最大熱効率を達成し、従来型比で10%以上*1の燃費向上を実現していく。熱効率とはエンジンなどのエネルギー効率を数値化したもので、燃料を燃やすことで生じた熱エネルギーのうち有効な仕事に変換された割合で、熱効率が高いほど燃料消費は少なくなる。
具体的には、1.3 Lガソリンエンジンでは、これまでハイブリッド専用エンジンに採用してきたアトキンソンサイクル*2を採用するとともに、高圧縮比化(13.5)することで膨張比を上げ排熱を抑制。また、シリンダー内に強いタンブル流(縦回転の混合気の流れ)を生成する新形状の吸気ポートにより燃焼効率を高め、さらにクールドEGR*3(排出ガス再循環システム)、電動連続可変バルブタイミング機構(VVT-iE*4)などにより燃焼改善と損失低減を追求することで、量産ガソリンエンジンとしては世界トップレベルの最大熱効率38%*5を達成。1.3Lガソリンエンジン搭載車はアイドリングストップ機能などとあいまって、従来型に比べ約15%*1の燃費向上を実現。
また、ダイハツ工業(株)(本社 : 大阪府池田市 代表取締役社長 三井 正則)と共同開発した1.0Lガソリンエンジンでは、タンブル流を生成する新形状の吸気ポート、クールドEGR、高圧縮比化などにより最大熱効率37%*5を達成。新エンジン搭載車はアイドリングストップ機能や、さまざまな低燃費技術とあいまって、従来型比で最大約30%*1の燃費向上を実現。
トヨタは、ハイブリッド車を世に送り出してきたエコカーの先駆者として、ハイブリッド専用エンジンで培ってきた燃焼改良と損失低減技術を生かし、最大熱効率を大幅に向上させた低燃費エンジンをラインアップすることで、すべてのクルマの環境性能をこれまで以上に高めていく。
*1 JC08モード走行燃費(国土交通省審査値)による比較
*2 圧縮比よりも膨張比を大きくして熱効率を改善して燃費を向上させる燃焼サイクル
*3 EGR:Exhaust Gas Recirculation
*4 VVT-iE: Variable Valve Timing-intelligent by Electric motor
*5 トヨタ算定値
新型パッソと新型ヴィッツに搭載されるもの。
新型パッソは、1.0Lの新型エンジンを搭載、ガソリン車No.1の燃費27.6km/Lを達成するとともに、
ツートンカラーの採用など、デザイン面での改良もあります。


トヨタ「新型パッソ」が【4/14】発売:【ツートンカラー】でガソリン車トップ燃費【27.6km/L】!
新型ヴィッツは、1.3Lの新型エンジンを搭載。こちらも燃費25km/Lと大幅アップ。
そして、デザイン面でもフロントグリルを中心に大幅な改良が施されています。

トヨタ「新型ヴィッツ」が【4/21】発表!非HVも【デザイン一新】大型グリル&燃費【25km/L】!
先日発表されたんばかりのさらなる小型モデル「アイゴ」にも搭載されるんでしょうね。

トヨタ「新型アイゴ(AYGO)」発表:【トヨタ最小車】は【日本の若者文化】を体現!国内発売?
トヨタの発表会で示された各エンジンの概要は以下。


今後、ガソリン・ディーゼル合わせて高効率エンジンを14機種投入とのことですから、
コンパクトカーだけではなく、中型車・大型車用のエンジンも順次開発していくということでしょうか。

ガソリン車の燃費では、新興国を主戦場にしているスズキがかなりいい数字を出しているように、

スズキ「新型スイフト」発表!【新エンジン】でクラス最高【26.4km/L】!ただし・・・
スズキ「新型アルトエコ」が燃費【35km/L】!軽自動車はHV並みに!しかも【低価格化】!
グローバルモデルの展開には、低価格化が可能なガソリンエンジンの技術は欠かせないもの。
トヨタも、ハイブリッド一辺倒ではなく、さらなる台数増加に新たな一手を打ってきたということでしょうね。
そういえば、日産「ダットサン」復活のニュースもお伝えしましたが、こちらはなんと52万円~ですからね。

日産「ダットサン」ブランド復活!なんと【52万円~】!来年はさらに【低価格モデル】も!
ちなみに、スズキはガソリン車で35km/Lを目指しいているとのこと。いやーすごい。。。

スズキ「レジーナ」=【エコカー大本命】?燃費【35km/L・800ccターボ】で【2014年】登場?
トヨタの話に戻りますが、今回の新エンジン発表=ヴィッツやパッソへの搭載のニュースは、
逆に考えると、ヴィッツやパッソには、ハイブリッドモデルは出てこない・・・ということでしょう。
コンセプトモデルとして、パッソクラスのハイブリッドモデルも出ていたんですがねー・・・

トヨタ「アクア」よりも小型の50km/Lハイブリッド「FT-Bh」を開発中!
対して、ホンダは、コンパクトカーでハイブリッドモデルのラインアップを拡充する戦略。

ホンダ「新型フィット」は【ハッチバック・ワゴン・セダン・SUV】の4種展開!
新型フィットの派生車として、新型フィット&VEZELに加えて、セダンモデルの「新型グレース」も登場予定。

ホンダ「フィット・セダン(シティ)」は【グレース(GRACE)】!ハイブリッド専用で燃費【34km/L】?
このホンダの動きに対して、トヨタはどうするんでしょうかね。アクアだけでは厳しそうですが。
アクアの派生モデル展開は実現するのでしょうか?



トヨタ「アクア」は【37km/L】に続き【派生車】発売?【オープン】【SUV】【アスリート】など
そして、ニュースで出てきている、マツダのとの協力関係もどうなるのか?
やはり、こちらは小排気量のディーゼルモデルが狙いでしょうか。

トヨタがマツダ「新型デミオ」ベース【コンパクト】開発!【アクア】に【SKYACTIVディーゼル】?
ヴィッツ/パッソ発表時に、何かしらの発表があるかも知れませんね。
※トヨタの「コンパクトカー」の記事一覧は、こちらから。
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