スズキ「スペーシアカスタム」発表！【エネチャージ✕ターボ】で【グーン・ダーン】の走り？Ethical & LifeHack

スズキから、新型ハイトワゴン軽「スペーシア カスタム」発売！

スズキは、ハイトワゴンタイプの軽乗用車「スペーシア」に、内外装デザインの"バージョン違い"とも言うべき「スペーシア カスタム」を新たに設定。12日に発売した。
　
女優の堀北真希さんをCMキャラクターに起用し、「女性の願いをかなえると、この軽になる。」というキャッチコピーを掲げて今年２月に登場した「スペーシア」に対し、「スペーシア カスタム」では俳優の館ひろしさんと石原軍団がTVCMに出演。男性にもアピールするハイトワゴン軽という狙いであるらしい。スペーシアの広い室内は便利そうだけれど、あれだけ女性向けを謳われると自分が乗るのはちょっと...と躊躇していた男性も、抵抗なく乗れるモデルがようやく用意されたというわけだ。

前後バンパーは左右が張り出した「エアロ形状」となり、フォグランプも標準装備。サイド・アンダー・スポイラーとリア・ルーフ・スポイラーも装着して、はじめからドレスアップされたような外観が特徴だ。さらにリング状のLEDポジション・ランプが付いたディスチャージ・ヘッドライトが全グレードに標準装備され、リア・コンビネーション・ランプにはスモークタイプのクリアレンズを採用。スケルトンタイプのフロント・グリルに組み込まれたLEDイルミネーションが光るというギミックも搭載されている。

足回りでは、アルミ・ホイールやフロント・ベンチレーテッド・ディスクブレーキ、フロント・スタビライザーを全グレードに標準で装備。自然吸気エンジンを搭載する「GS」と「XS」グレードは155/65R14、ターボ・エンジンを積む「TS」には165/55R15と、ベースとなったスペーシアよりも大きめのタイヤが装着される。

インテリアはブラックで統一。シート中央部分の表皮には光沢の異なる黒色の糸を使用して、「上質感を表現」したという。アクセントとしてドア・ハンドルとエアコン・ルーバーリングにシルバーの加飾が施され、「XS」以上のグレードなら本革巻きステアリング・ホイールも付いてくる。クラストップを誇る2,215mmの室内長や、1,375mmの室内高による広々とした空間はスペーシアと同様だ。

パワートレインもスペーシアと共通。「ワンアクションスライドドア」などいくつかの装備が簡略化されるベーシック・グレードの「GS」と、装備が充実した「XS」グレードは、最高出力52ps/6,000rpmと最大トルク6.4kgm/4,000rpmを発生する直列３気筒DOHC自然吸気エンジンを搭載。「TS」にはそのインタークーラー・ターボ付きが積まれ、こちらは64ps/6,000rpmと9.7kgm/3,000rpmを発揮する。トランスミッションは全車インパネシフトのCVTのみという設定。前輪駆動の他、４輪駆動モデルも全グレードで用意されている。

減速時に発生するエネルギーを利用して発電・充電し、電装系にその電力を供給する「エネチャージ」や、停車時だけでなく走行中でも速度が13km/h以下になるとエンジンを停止する「新アイドリングストップシステム」等の次世代環境技術「スズキグリーン テクノロジー」を採用することで、「TS」グレードはターボ車ではクラストップというJC08モード燃費26.0km/リッター（2WD車）を達成したという。自然吸気モデルは最高で27.8km/リッター（2WD車）と、スペーシアの29.0km/リッターにはやや及ばない。同等グレード同士を比較すると「カスタム」の方が20kgほど重いのだ。

価格はスペーシアより20万円程度高く、「GS」2WD車オーディオレスの141万2,250円から、「TS」の4WD車でスマートフォン連携ナビゲーション装着車の181万8,600円まで（いずれも消費税込み）。ボディ・カラーには「ミステリアスバイオレットパール」や「クールカーキパールメタリック」など、スペーシアとは異なる色味を揃えた全７色を用意。ただし一部のカラーは2万1,000円高となる。

詳しい情報については、館ひろしさん出演のTVCMやインタビューも見られるスペシャル・サイトを、以下からご覧いただきたい。



1980年代に流行した「オレ・タチ、カルタス」というTVCMを懐かしく思い出した方も、是非どうぞ（案外、その辺りの世代がターゲットなのだろうか...）。

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