VW「XL1」=驚愕燃費【110km/L】の【ディーゼルPHV】:【市販モデル】に【試乗】!
- 2013-09/24 (Tue)
- VW
今回は、市販車のプロトタイプへの試乗レポートをお伝えします!
111km/Lともいわれる、燃費数値は当然なんですが、
市販モデルということで、実用性も備えたうえで、デザインもなかなかのものです!

レスポンスから
色々と説明はあったのですが、見てもらった方が分かりやすいと思いますので、動画をご覧ください。【VW XL1 試乗】素の良さを感じる超低燃費スペシャル…松下宏
フォルクスワーゲンが超低燃費車として開発を進めていた『XL1』の市販バージョンがついに登場した。
1リッターで100km走るクルマを目指してフォルクスワーゲンが10年以上前から開発を進めていたもので、何度かモーターショーにコンセプトカーが出品されていた。その“1リッターカー”が完成し、2013年3月のジュネーブショーで市販車として発表された。
わずか500台しか生産されない限定販売車で、日本では販売される予定のないモデルだが、現地で試乗したのでレポートしておきたい。
XL1は燃費のためにフォルクスワーゲンが持てる技術のすべてをつぎ込んで作られたクルマで、“燃費スペシャル”といえるモデルだ。
外観デザインも燃費に配慮したもので、空力特性を極限まで追求するとともに、全高と全幅を抑えた独特のパッケージングを採用した。クーペタイプのボディは後輪部分にカバーがつけられ、空気がスムーズに流れるようにしている。
斜め後方から見るとホンダの初代『インサイト』に似たイメージだが、インサイトもやはり空力特性を徹底追求したモデルだった。
滑らかな形状のボディにはバックミラーの出っ張りもない。ボディサイドの両側にリヤビューカメラが備えられ、カメラで撮影された画像を室内で確認する仕組みだ。こうした努力によって空力特性を表すCd値は0.189を実現したという。およそ自動車とは思えないような数値である。
スリーサイズは全長3888mm×全幅1665mm×全高1153mm。全長と全幅は軽自動車より少し大きいが、全高は下手なスポーツカーより低い。前面投影面積が小さいことも空力に貢献している。
ボディは骨格に炭素繊維強化樹脂が使われ、車両重量はわずか795kgに抑えられている。アルトエコなど日本の軽自動車にはもっと軽いクルマもあるが、XL1の軽さも相当なものである。
クーペボディの中に二人乗りのシートが用意される。ただし、通常の横並びではなく、助手席は運転席よりやや後方に配置されている。ガルウイング方式で上に開くドアを開けて運転席に乗り込む。シートがとても低い位置にあるので乗降性は良いとはいえず、もぐり込む感じになる。
スタータボタンを押してシステムをスタートさせる。XL1は電気モーターとディーゼルエンジンを組み合わせたプラグインハイブリッド車で、走り出しはのときには電気モーターが使われる。
電気だけで50km走ることができ、それを使い切った後で2気筒800ccのディーゼルエンジンでリッター当たり50kmの距離を走れるので、合わせると1リッターで100km走るクルマになる。
フォルクスワーゲンの技術者の説明では、100kmを走るのに必要な燃料は0.91リッターとのことだったから、燃費を日本式に換算して言うとリッター当たり109.9kmという計算になる。
システムとして出力できる動力性能は51kW/140N・mの実力。この性能で軽量ボディを引っ張るので、7速DSGとの組み合わせで最高速は時速160kmに達するという。
発進は20kWの電気モーターが使われ、ゆるゆると走り出す。郊外路から自動車専用道路に入っても、電気モーターだけで走り続けて高速クルージングをこなせる。
状況に応じてエンジンが始動してハイブリッド車の走りになるほか、意図的にエンジンを始動させるハイブリッドモードを選択して走ることも可能。高速ではハイブリッドモードの方が燃費が良くなる。
運転席のすぐ後方に2気筒800ccのディーゼルエンジンが搭載されているので、エンジンが始動するとかなり大きな音と振動が入ってくる。なるべくならエンジンを使わずに走りたい感じである。
カーボンボディの剛性感は相当なもので、しっかりしたボディに包まれている感覚がある。これが乗り心地にも貢献しているようだ。快適な乗り心地というほどではないが、乗り心地に不快感はない。荒れた路面からのショックもうまくいなされている。
フロント荷重が軽いのでパワステは備えられていないが、ダイレクト感のある操舵(そうだ)感覚も好感の持てるものだった。
けっこう原始的というか、素っぴん状態のクルマが持つ良さを感じさせるクルマで、不満点もいろいろ感じられるが、それ以上にクルマ本来の良さを感じさせるところがあった。
XL1はごく限定的な形で250台が販売されるだけだが、XL1に採用された各種の技術は、今後開発されるフォルクスワーゲン車にいろいろな形で反映されていくはずだ。フォルクスワーゲンにとって大きな一里塚になるクルマである。
■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
※上記の松下氏の試乗とは別のものです
まず、動画の前半に出てくる音が・・・2気筒のディーゼルということなのでしょうがないですかね。。。
一方で、動画の後半にでてくる走行中の車内ではそれほど音や振動は感じないですね。
松下氏解説を参考にすると、ディーゼルエンジンが回ってなかっただけなのかも?
動画中に、バックミラー省略による室内モニターが出てきますが、これは新しい。
確かに、バックミラーを見るよりもこちらの方が視野が広がりますし、カメラを使う安全技術にも応用できそうですよね。
もう少しデザイン画像も。フランクフルトモーターショーでの最新画像。レッドボディです。

サイドから見ると、こんな感じ。なんだかソーラーカーみたいですね。。。

ガルウィングです。

まあ、この車がどうのこうの言うよりも、本当にこんな低燃費スペシャルを市販化する。という意欲を賞賛すべきかなと。
欧州でもそうですが、国内でも堅実だけど面白くないというイメージのフォルクスワーゲンブランドにとって、
低燃費フラッグシップへの挑戦を感じさせるこの「XL1」は非常に面白い存在。
800ccの小排気量ディーゼルエンジンを使っているのも、VWらしいですね。
※来年は、国内でもVWのディーゼルが発売される可能性が高い
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本当に市販量産まで持ってきてしまう技術力や懐の深さはさすがのVWなのですが、
国内メーカーも是非、こんなフラッグシップカーに挑戦してもらいたいものです。
FCVや電気自動車みたいな夢のあるコンセプトカーもいいんですが、
既存技術との掛け合わせによる限界への挑戦の方が、現実的な未来も感じる分ワクワクしますよね。
今回のXL1も、小型ディーゼル/ハイブリッド/プラグイン/CFRPと、
市販化されている技術/量産化間近の技術を結集し、徹底した低燃費に挑戦したもの。
国内でも、軽のエンジンでのハイブリッドとか、挑戦してみれば面白いかも。
スズキが開発中と噂の以下のモデルや

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トヨタ、ホンダ、日産も、既存のハイブリッド/電気自動車では、世の中をあっと驚かせる車は難しいわけですから、
「XL1」のような尖ったコンセプトカーを期待したいですね。もうすぐ、東京モーターショーですし!
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平坦な往復100km以内位の毎日の通勤に使うとしたら相当高いレベルの
燃費が期待できそう
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