マツダ「アテンザ」が【リコール】:【i-ELOOP】の不具合でほぼ全車が対象
- 2013-03/31 (Sun)
- マツダ
- アテンザ(MAZDA6)
なんと、全車リコールです。
標準装備されている「i-ELOOP」関連の部品でのリコール。
国内での不具合や事故の報告は内容ですが、この段階での全車リコール。
アテンザは、これからのマツダの象徴ですから、
早めの対応で、傷ついたイメージをいち早く回復して欲しいところです。
リコールの詳細は以下から。
マツダのニュースリリースから
台数でいうと、8,000台以上ですか。アテンザのリコールについて
平成25年3月26日、マツダ株式会社は下記のリコールを国土交通省に届出いたしました。ご愛用の皆様には、大変ご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。弊社と致しましては、お客様の安全を最優先に考え、リコールによる改善措置を実施することと致しました。対象となるお客様には、販売店から、ダイレクトメール等でご案内させていただきますので、最寄りのマツダ販売店にて修理(無料)をお受けいただきますようお願い申し上げます。
リコール届出番号 3135 リコール開始日 平成25年3月27日 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因 DC・DCコンバータにおいて、内部の電子基板上のコンデンサに亀裂が入っているものがあり、当該コンデンサがショートする可能性があります。そのため、DC・DCコンバータが溶損し、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。 改善措置の内容 全車両、DC-DCコンバータを対策品と交換します。加えて交換時にハーネスを傷付けないよう、ハーネスにプロテクターを追加します。なお、当初、対策品の不足が見込まれるため、車両によっては暫定でDC-DCコンバータに電流が流れないようにショートカットを追加するとともに、エンジン制御プログラムを書き換えます。当該車両においては、対策品の準備が出来次第、DC-DCコンバータを対策品と交換、ハーネスにプロテクターを追加するとともに、エンジン制御プログラムを書き換えます。
車名 型式 通称名 対象車の車台番号の範囲
及び製作期間対象車の台数 備考 マツダ DBA-GJEFP アテンザ GJEFP-100006~GJEFP-101261
平成24年10月2日~平成25年3月7日1,120 DBA-GJEFW GJEFW-100009~GJEFW-100694
平成24年10月2日~平成25年3月6日640 DBA-GJ5FP GJ5FP-100003~GJ5FP-100833
平成24年10月31日~平成25年3月8日720 DBA-GJ5FW GJ5FW-100004~GJ5FW-100379
平成24年10月31日~平成25年3月8日316 LDA-GJ2FP GJ2FP-100014~GJ2FP-103556
平成24年10月22日~平成25年3月8日3,233 LDA-GJ2FW GJ2FW-100012~GJ2FW-103137
平成24年10月17日~平成25年3月7日2,873
うーん、勢いがあった&マツダ上昇の象徴だっただけに、素直に残念ですね。
いまいち、どの部分かわかりにくいですね。図では以下のように説明されています。

このDC-DCコンバータ、どうやら「i-ELOOP」の一部のようです。
以下、MONOistの記事を引用しますと、、、
i-ELOOPの全体像は、以下の様な感じ。新型「アテンザ」がリコール、「i-ELOOP」のDC-DCコンバータが原因
マツダは、新型「アテンザ」のリコールを国土交通省に提出した。対象となるのは、2012年10月2日~2013年3月8日に製造した8902台。リコール原因は、減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」のDC-DCコンバータである。
マツダは2013年3月26日、2012年11月に発売した新型「アテンザ」のリコールを国土交通省に提出したと発表した。対象となるのは、2012年10月2日~2013年3月8日に製造した8902台。
リコール原因は、アテンザに標準搭載されている減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」のうち、大容量キャパシタに蓄積した電力を電装品や鉛バッテリーで扱える12Vの電圧に降圧するのに用いるDC-DCコンバータである。DC-DCコンバータ内部の電子基板上に実装したコンデンサに亀裂が入っているものがあり、そのコンデンサが短絡を起こす可能性がある。その場合、DC-DCコンバータが溶けて、火災に至ることもあるという。この不具合は、海外市場からの情報で判明した。国内では不具合報告はなく、事故も起きていない。
3月27日から改善措置を始める。リコール対象となる全ての車両のDC-DCコンバータを、不具合のない対策品と交換する。加えて、交換時にハーネスを傷付けないよう、ハーネスにプロテクターを追加する。
なおリコール対応の当初は、対策品のDC-DCコンバータの不足が見込まれている。対策品のDC-DCコンバータに交換できない場合には、暫定的にDC-DCコンバータに電流が流れないようなショートカットを行うとともに、エンジン制御プログラムを書き換える。対策品が準備でき次第、DC-DCコンバータを交換し、ハーネスへのプロテクターの追加と、エンジン制御プログラムの再書き換えを行うとしている。

i-ELOOPの中でも、メイン部分ではない・・・?それだけにちょっと残念ですね。
国内では、事故はもちろん、不具合の報告もないとのことで、
早めの発見ができたことは、ひとまず良かったですね。
ただ、アテンザを初期に購入された方は、
モーターショーでの発表から、待ちに待った納車で、
非常に評価が高いクルマだっただけに、本当に残念な思いをされているでしょうね。
技術的なことはわかりませんが、対策品の不足&暫定処理での対応ということで、
時間もけっこうかかりそうです。
リコール対応の間は、アテンザの生産も停止とのこと。
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- マツダ「アテンザ」納期【3月下旬】:「リコールで生産停止 → 納期も不明...」
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