ホンダ「新型シビック」搭載【1.6Lディーゼル】=【アクア】並みの燃費性能!
- 2013-02/17 (Sun)
- ホンダ
「1.6Lディーゼル」について、その性能を調べてみました。
「新型シビック」自体は、国内への導入は難しそうですが、
同じディーゼルエンジンを搭載した「CR-V」や「フィット」は、
今年中の国内発表も噂されています。マツダが引っ張る国内ディーゼル市場ですが、「ホンダのディーゼル」も注目!
詳細は、以下から。
レスポンスの記事を2つ。一つ目は昨年9月のパリ・モーターショー。
そして、こちらは正式発表版。ホンダ シビック 新型に「アースドリーム」ディーゼル…クラストップの環境性能
フランスで9月27日に開幕したパリモーターショー12。ホンダのブースでは、『シビック』の新型ディーゼルエンジン搭載車がワールドプレミアを飾った。
欧州向けのシビックは2011年9月、フランクフルトモーターショー11でモデルチェンジして登場。北米向けとは異なる5ドアハッチバックボディをまとい、英国工場で生産される。
今回のパリモーターショー12でホンダは、新型シビック用の新しいディーゼルエンジンを発表。1.6リットル直列4気筒ターボディーゼルは、「i-DTEC」と命名。このエンジンには、ホンダの新世代環境技術、「アースドリーム」が採用された。
新エンジンには、アルミブロックをはじめとする軽量化技術を積極導入。従来の2.2リットルディーゼル比で、58kgの軽量化を達成した。ホンダによると、この軽量エンジンがハンドリングに与える効果は大きいという。
さらに、小型の高効率ターボチャージャーにより、レスポンスを高めると同時に、燃費とパフォーマンスの理想的なバランスを追求。ガソリンエンジンと同等のフリクション低減も図られた。
1.6リットルi-DTECのスペックは、最大出力が120ps/4000rpm、最大トルクが30.6kgm/2000rpm。アイドリングストップも装備され、欧州複合モード燃費は27.8km/リットル、CO2排出量は94g/kmと、クラストップレベルの環境性能を実現している。
1.6Lですから、2.2Lと比べると、出力&トルクが物足りないのはしょうがないのですが、ホンダ シビック 新型、「アースドリーム」ディーゼルの詳細発表…47kg軽量化を達成
ホンダが、欧州向けの新型『シビック』に設定する新開発ディーゼルエンジン。その詳細が公表された。
これは11月16日、欧州ホンダが発表したもの。すでに2012年9月のパリモーターショー12において、『シビック』の新型ディーゼルエンジン搭載車は初公開されているが、今回、その詳細がアナウンスされた。
この新型ディーゼルは、「i-DTEC」と呼ばれる1.6リットル直列4気筒ターボディーゼルで、最大出力は120psを発生する。ホンダの新世代環境技術である「アースドリーム」が採用され、欧州複合モード燃費は27.8km/リットル、CO2排出量は94g/kmという優れた環境性能を実現することが、すでに明らかになっている。
欧州ホンダの今回の発表によると、新型ディーゼルはオールアルミ構造。重量は、旧2.2リットルディーゼル比で47kgも軽量だ。欧州ホンダは、「クラス最軽量のディーゼルエンジン」と説明する。
また、機械的なフリクションをガソリンエンジン並みに低減。例えば、従来よりも短く薄くしたピストンスカートなどを採用する。ホンダによると、エンジン回転数が1500rpm時のフリクションは、2.2リットルディーゼル比で約40%も改善しているという。
ギャレット製のターボチャージャーは、4世代目。ターボラグを最小限に抑え、低中速域と高速域のパフォーマンスを両立する。ブースト圧は1.5バール。排気ガスを循環させるEGRを採用して、排出ガス中の有害物質を削減した。
この新型ディーゼルは、2013年から欧州向けのシビックに搭載。欧州ホンダは、「30.6kgmもの最大トルクを2000rpmで引き出す。クラスをリードするパワー&トルクとCO2性能」と説明している。
一応、超人気になっているマツダのスカイアクティブディーゼル、マツダ「アテンザ」の2.2Lディーゼルと比べましょうか。
今回のホンダ「新型シビック」の1.6Lのアースドリームスディーゼルは、
・最大出力:120ps/4000rpm
・最大トルク:30.6kgm/2000rpm
・欧州複合モード燃費:27.8km/L
・CO2排出量:94g/km
欧州版ですが、マツダ「新型アテンザ」の2.2Lディーゼルは、
・最大出力:150ps/4500rpm
・最大トルク:38.7kgm/2000rpm
・欧州複合モード燃費:25.64km/L
・CO2排出量:104g/km
以下の記事でお伝えしているように、
マツダ「新型アテンザ」:欧州燃費はフィットHV並みの【25km/L超】!
欧州版にはスタンダードモデルと、ハイパワーモデルが存在。今回は、「スタンダードモデル」で比較。
なんと、パワーで圧倒するマツダの2.2Lディーゼルが、
燃費性能でも、ホンダの1.6Lディーゼルとそれほど差がないレベル・・・
マツダのスカイアクティブディーゼルの優秀さがわかります。
ただ、ホンダのディーゼルは1.6Lと小型化されており、
搭載車種の幅はかなり広がるでしょう。すでにお伝えしている「CR-V」はもちろんですが、
「フィット」での展開もおそらく今年中になるはず!また、街乗りには、マツダの2.2Lスカイアクティブディーゼルはパワフルすぎる。という評価も。
乗ってみないとわかりませんが、ホンダのディーゼルへの期待も膨らみます。
実際に、「新型シビック・ディーゼル」の燃費性能は、かなりのレベル。
トヨタが欧州で販売している「ヤリス・ハイブリッド」(ヤリスは日本でのヴィッツ)の燃費は、
欧州複合燃費が、28.57km/L(3.5L/100km)ですから、かなり近いレベルに来ています。※国内では燃費No.1「アクア」と同クラスのヤリスハイブリッドですから、その燃費性能の高さがわかります。
もちろん、信号の多い国内での走行ではハイブリッドのほうが有利だと思いますが、
欧州複合燃費では「アクア」並みの燃費性能!と言えるかも。
※それに、コスト面では圧倒的にディーゼルのほうが有利ですからね。
また、マツダも今年中にも1.4L~1.6Lクラスの小型ディーゼルを投入予定。
こちらの性能はまだわかっていませんが、アテンザ同様の「鼓動デザイン」で出てきます。現状では、性能面では、小型ディーゼルでもマツダのほうが有利なような気がしますが、
どちらがいいかは、スペックだけでは決まらない。
ホンダとマツダ、日本の市場にマッチした「小型ディーゼル」でどちらが主導権を握れるのか、
楽しみにしましょう。
ちなみに、燃費性能では、国内投入が噂されるVW「ゴルフ7」が30km/L超え。マツダの小型ディーゼルはこのあたりが目標でしょうか。
このレベルまで来ると、完全にトヨタのハイブリッドのライバルになる。
国内でもディーゼルの未来は明るいのですが、、、欧州車に主導権を渡さないうちに・・・
マツダさん、ホンダさん、応援しています!
以下は、ホンダの1.6Lディーゼル「1.6L i-DTEC」の動画です。
※ホンダ「シビック」に関するエントリー一覧は、こちらから
※ホンダ「CR-V」に関するエントリー一覧は、こちらから
ホンダの新環境技術関連エントリーは以下から
ホンダ「EARTH DREAMS TECHNOLOGY」関連記事は、こちらから
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