ホンダのハイブリッド「IMAハイブリッド」の欠点
- 2011-10/28 (Fri)
- ホンダ
以前、トヨタアクアの最新情報をお伝えしたときに、
ホンダのハイブリッドシステムIMAは今後厳しいのでは?という話をしたのですが、
そのホンダがIMAハイブリッドを積極的に展開しようとしています。
IMAハイブリッドの長所は、システムの簡便さにあり、比較的どのような車種にも乗せやすいシステムです。
加えて、シンプルなシステムのため、コンパクトでコストも安く開発することができます。
ホンダのHPにハイブリッドシステムの説明がわかりやすく載っていますので、少しご紹介します。
詳しくは、「続きを読む」から
ホンダのハイブリッドシステムIMAは今後厳しいのでは?という話をしたのですが、
そのホンダがIMAハイブリッドを積極的に展開しようとしています。
IMAハイブリッドの長所は、システムの簡便さにあり、比較的どのような車種にも乗せやすいシステムです。
加えて、シンプルなシステムのため、コンパクトでコストも安く開発することができます。
ホンダのHPにハイブリッドシステムの説明がわかりやすく載っていますので、少しご紹介します。
詳しくは、「続きを読む」から
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ホンダのIMAハイブリッドは、パラレル方式というエンジンを主力とするタイプです。

逆に、トヨタのTHSⅡは、シリーズ・パラレル方式のハイブリッドシステムで、
モーターが主力となるハイブリッドシステムです。
エンジン/モーターともに大きな動力源となり、そのバランスを考慮することも必要なシステムで、
2つの主力動力源を持つようなものですので、システムが複雑で重量も大きくなってしまします。
さらに、その複雑さゆえコストもかかり、展開できる車種もある程度偏ってしまいます。

と、ここまで読めばトヨタのTHSⅡよりも、ホンダのIMAハイブリッドの方が優れたシステムのように見えるかもしれませんが、、、
実際、ホンダのHPでも次のように説明されています。

ホンダのハイブリッドは、機構がシンプルで「軽量・コンパクト」なパラレル方式。
・シンプルだから軽くつくれる
・しかもコンパクト
・その結果、コス友抑えられる
⇒
クルマにとっていいことづくめ。
との説明が。
いや~、ホンダのハイブリッドに乗りたくなりますね~!
しかし、しかし、大切な事を忘れてはなりません。
それは、、、
もちろん、ハイブリッド車最大の特徴である燃費性能ですね。
ホンダのIMAはハイブリッドはその簡便さ故に、燃費性能はそれ程よくなりません。
一方で、トヨタのハイブリッドシステムは燃費性能が非常にいいシステムです。
同じクラスのハイブリッド車でトヨタアクアとフィットハイブリッドでその燃費性能を比較すると、
・トヨタアクアの燃費は、40km/L 価格は170万円台~
・ホンダフィットHVの燃費は、30km/L 価格は150万円台~
※ともに、10/15モード
このように、燃費性能に大きな差が生まれています。
ちなみに、両車の詳しい比較はこちらの記事で書いています。
ここで問題となるのが、フィットHVの燃費数値です。
10/15モードで30km/Lということは、第3のエコカーとして話題のデミオ・スカイアクティブと同じ燃費。
つまり、せっかくハイブリッドシステムを積んだのに、他社のガソリン車の燃費性能と変わらないのです。
ちなみに、デミオも、トヨタアクアやフィットHVと同クラスのクルマです。
ホンダは、低コストで低燃費といいますが、
マツダのデミオ・スカイアクティブは同じ燃費で140万円~。
※デミオスカイアクティブとフィットハイブリッドの比較記事はこちらから。
IMAハイブリッドは、フリードにも搭載されるなど、ホンダははHV車の拡大戦略をとっていますが、
この性能のまま戦い続けるのは非常に厳しいはずです。
いまは、まだHV車というだけで話題になりますが、
HV車/EV/第3のエコカーなど、様々なエコカーが現れ、珍しさがなくなったとき、
ホンダのIMAハイブリッドの進化が問われるでしょう。
ホンダは、今まで続けてきたように、その汎用性の高さを生かし、
新たなカテゴリーの車種へとIMAハイブリッドを展開していくでしょう。
ただ、それだけでは未来は見えません。
同時にさらに性能の良いハイブリッド車の開発、EVやPHVの開発が必要になってきます。
先日フィットEVの発表がありましたが、現状をブレークスルーできる車種ではないように思えます。
ホンダが注力し始めた小型車・軽自動車の話はまた後日。
※更新:ホンダの軽自動車戦略はこちらの記事。
※更新:ホンダの新環境戦略「EARTH DREAMS TECHNOLOGY」はこちらから。


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※トヨタアクアの記事はこちら。
※デミオスカイアクティブや、フィットHVの試乗&実燃費情報はこちらの記事。
※ダイハツ・ミライースの試乗&実燃費情報はこちらの記事。
※ミライース以上の燃費が予想される、次期スズキアルト情報はこちらの記事。
※ついに発売開始トヨタの軽自動車「ピクシス・スペース」の情報はこちらの記事。
※スカイアクティブ第2弾「新型アクセラ・スカイアクティブ」の情報はこちらの記事。
※フォルクスワーゲンのエコカー「ブルーモーション」については、こちらの記事。
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ホンダのIMAハイブリッドは、パラレル方式というエンジンを主力とするタイプです。
逆に、トヨタのTHSⅡは、シリーズ・パラレル方式のハイブリッドシステムで、
モーターが主力となるハイブリッドシステムです。
エンジン/モーターともに大きな動力源となり、そのバランスを考慮することも必要なシステムで、
2つの主力動力源を持つようなものですので、システムが複雑で重量も大きくなってしまします。
さらに、その複雑さゆえコストもかかり、展開できる車種もある程度偏ってしまいます。
と、ここまで読めばトヨタのTHSⅡよりも、ホンダのIMAハイブリッドの方が優れたシステムのように見えるかもしれませんが、、、
実際、ホンダのHPでも次のように説明されています。
ホンダのハイブリッドは、機構がシンプルで「軽量・コンパクト」なパラレル方式。
・シンプルだから軽くつくれる
・しかもコンパクト
・その結果、コス友抑えられる
⇒
クルマにとっていいことづくめ。
との説明が。
いや~、ホンダのハイブリッドに乗りたくなりますね~!
しかし、しかし、大切な事を忘れてはなりません。
それは、、、
もちろん、ハイブリッド車最大の特徴である燃費性能ですね。
ホンダのIMAはハイブリッドはその簡便さ故に、燃費性能はそれ程よくなりません。
一方で、トヨタのハイブリッドシステムは燃費性能が非常にいいシステムです。
同じクラスのハイブリッド車でトヨタアクアとフィットハイブリッドでその燃費性能を比較すると、
・トヨタアクアの燃費は、40km/L 価格は170万円台~
・ホンダフィットHVの燃費は、30km/L 価格は150万円台~
※ともに、10/15モード
このように、燃費性能に大きな差が生まれています。
ちなみに、両車の詳しい比較はこちらの記事で書いています。
ここで問題となるのが、フィットHVの燃費数値です。
10/15モードで30km/Lということは、第3のエコカーとして話題のデミオ・スカイアクティブと同じ燃費。
つまり、せっかくハイブリッドシステムを積んだのに、他社のガソリン車の燃費性能と変わらないのです。
ちなみに、デミオも、トヨタアクアやフィットHVと同クラスのクルマです。
ホンダは、低コストで低燃費といいますが、
マツダのデミオ・スカイアクティブは同じ燃費で140万円~。
※デミオスカイアクティブとフィットハイブリッドの比較記事はこちらから。
IMAハイブリッドは、フリードにも搭載されるなど、ホンダははHV車の拡大戦略をとっていますが、
この性能のまま戦い続けるのは非常に厳しいはずです。
いまは、まだHV車というだけで話題になりますが、
HV車/EV/第3のエコカーなど、様々なエコカーが現れ、珍しさがなくなったとき、
ホンダのIMAハイブリッドの進化が問われるでしょう。
ホンダは、今まで続けてきたように、その汎用性の高さを生かし、
新たなカテゴリーの車種へとIMAハイブリッドを展開していくでしょう。
ただ、それだけでは未来は見えません。
同時にさらに性能の良いハイブリッド車の開発、EVやPHVの開発が必要になってきます。
先日フィットEVの発表がありましたが、現状をブレークスルーできる車種ではないように思えます。
ホンダが注力し始めた小型車・軽自動車の話はまた後日。
※更新:ホンダの軽自動車戦略はこちらの記事。
※更新:ホンダの新環境戦略「EARTH DREAMS TECHNOLOGY」はこちらから。

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※トヨタアクアの記事はこちら。
※デミオスカイアクティブや、フィットHVの試乗&実燃費情報はこちらの記事。
※ダイハツ・ミライースの試乗&実燃費情報はこちらの記事。
※ミライース以上の燃費が予想される、次期スズキアルト情報はこちらの記事。
※ついに発売開始トヨタの軽自動車「ピクシス・スペース」の情報はこちらの記事。
※スカイアクティブ第2弾「新型アクセラ・スカイアクティブ」の情報はこちらの記事。
※フォルクスワーゲンのエコカー「ブルーモーション」については、こちらの記事。
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