フォルクスワーゲンの環境キャンペーン「Think Blue.」が日本でも本格的な活動を始めました。本日・明日と、東京の二子玉川で
「Think Blue. Day」というイベントが行われます。
テーマは、「
楽しみながらできるエコ。フォルクスワーゲンと一緒に体験してください。」
大きく2つのイベントがあり、
1つ目は、
身近なエコ活動を体験できる「Think Blue. Tour」身近なエコ活動を体験しながら、フォルクスワーゲンのThink Blue.の考え方や、環境技術を学んでいくという内容です。
2つ目は、
「エコドライビングトレーニング」先ほどの記事で書いたように、マツダの試乗キャンペーンと同様、エコな運転の仕方を教えてくれるというものですね。
フォルクスワーゲンは、他の自動車会社とはやや異なる環境戦略をとっています。
というのも、フォルクスワーゲングループは、
世界No.1を狙う、大変販売車数の多い企業です。
年間の販売数は1千万台近くになります。この大量のクルマの環境性能をあげるためには、独自の戦略を取る必要があります。
欧州では、販売車の平均CO2排出量への規制があるため、販売車全体の環境性能を上げる必要があるのですが、販売車両数の多いフォルクスワーゲンは、
一部の燃費性能が高い車種を売り、全体の平均値を上げることは難しくなります。
そのため、
販売車種全体の環境性能を上げ、燃費の悪いクルマも含め全体を底上げしていく必要性があります。
プリウスのような燃費性能に特化したクルマで、企業全体の燃費イメージをあげようとする
フラッグシップ型の戦略ではなく、実際に販売車両全体の燃費性能を上げていく全体戦略が必要だったのです。
フォルクスワーゲンは、HVやEVのような新型パワートレーンの開発ではなく、
多くの車種に展開でき受容性の高い価格で実現できる基本技術のレベルアップに注力しました。
このあたりは、提携関係にあったスズキとも近い背景があり、大衆メーカーらしい(VWは欧州では、完全な大衆メーカーです)、身近なエコカーの開発が必要不可欠だった訳ですね。
もちろん、HVやEVの開発も行なっていますが、日本メーカーのように主力車種になるものではありません。HVは大排気量の高級車向けの、EVは小型シティービークルとしての役割を与えている印象です。
事実、
フォルクスワーゲンの主力エコカーは、ブルーモンションモデルと言われるもので、エンジンを主力動力源とするエコカーになります。このあたりは、
マツダのスカイアクティブと非常に近しいエコカーの考え方です。
そして、
マツダの「SKYACTIV」にあたるエココンセプト・エコ技術が、、、

sponsored link
» 続きを読む